
松代大本営地下壕を見学しました
現地を見学し、地下壕の実相と地元での継承の取り組みを学びました
れきみちの家での土屋光男先生による説明 |
象山地下壕内での生徒による説明 |
舞鶴山地下壕・天皇御座所の見学 |
東都生協(コープ)では、7月31日に松代大本営地下壕見学会を行い、高校生、中学生、小学生のこども3人を含む18人の参加がありました。
松代大本営地下壕とは、太平洋戦争末期、国家中枢機能移転のために、現在の長野市松代地区の三つの山(象山・舞鶴山・皆神山)に掘られた地下坑道です。
当日のガイドは、地元の長野俊英高等学校郷土研究班の生徒の皆さんと顧問の土屋光男先生にお願いしました。
郷土研究班は長野俊英高等学校の文化部で、松代大本営地下壕の案内のほか、「松代大本営Q&A」の発行、各種集会(「長野空襲を語り継ぐ会」など)での発表、長野県下の戦争遺跡の調査などの活動を行っています。
松代大本営地下壕の現地を見学し実相を学ぶことと、地元での継承の取り組みを学ぶことを目的に行われたこの企画。
当日は、象山地下壕と舞鶴山地下壕・天皇御座所の見学と、れきみちの家(長野俊英高等学校郷土研究班松代大本営等資料展示館)での学習などを行いました。
参加者からは、
「今回の見学を通して、平和がどんなに尊く大切なことであるかをあらためて認識するとともに、事実を正しく理解していかなければならないと思いました」
「悲しい出来事から目をそらさず向き合い真摯に伝えていくこと。そして、戦争の惨劇を二度と繰り返してはいけないと伝えていくこと。これらの大切なことを子どもたちに教わりました」
「戦争を知らない子どもたちが、歴史の事実を後世に伝えていこうとする姿には頭が下がりました」などの感想がありました。