みんなの活動:これまでの活動報告

食と農
  • 食と農をつなげていく実践活動に取り組んでいます。
  • 食の安全と食料自給率を高める取り組みをすすめます。
田んぼの生きもの調査

-JA佐久浅間編-


7月8日(木)梅雨の晴れ間のもと、金芽米長野コシヒカリ・あきたこまちの産地であるJA佐久浅間(長野県)にて田んぼの生きもの調査が行われました。
田んぼの水は冷たいかと思いきや、太陽の力のおかげで、水だけでなく土まであたたかかったのには驚きました。
生産者の塩川さんにうかがうと、田んぼの水は1日に3cmほど少なくなるのですが、いつも水を入れているわけではなく、夜に水を入れてたまったらとめるそうです。そうすることで昼間、田んぼの水は温まり、夜は冷えることで、昼間光合成で作られた栄養が夜に消費されることもなく、よりおいしいお米ができるとのことです。

説明を受けた後、いよいよ生きもの調査の開始です<br />
見つけたものをどんどん捕まえます
説明を受けた後、いよいよ生きもの調査の開始です
見つけたものをどんどん捕まえます

見つけた生きものをみんなで確認します。<br>おたまじゃくし、カエル、イトミミズ、ミジンコ、アメンボ、ゲンゴロウの仲間などたくさんの生きものが見られました
見つけた生きものをみんなで確認します。
おたまじゃくし、カエル、イトミミズ、ミジンコ、アメンボ、ゲンゴロウの仲間などたくさんの生きものが見られました

ドジョウの子ども
ドジョウの子ども

イトトンボのヤゴもいました
イトトンボのヤゴもいました

田んぼの周りの植物も採取します
田んぼの周りの植物も採取します

植物も一つ一つ確認します
植物も一つ一つ確認します

左から仲野常任理事(東都生協)、生産者の塩川さん、辻村理事(東都生協)。
左から仲野常任理事(東都生協)、生産者の塩川さん、辻村理事(東都生協)。

みなさん、ありがとうございました

みなさん、ありがとうございました



東都生協のいくつかの産地では田んぼの生きもの調査を行っていますが、地域によってまた田んぼによっても見つかる生きものは異なります。(タマ)カイエビがいっぱいいる田んぼ、イトミミズがいっぱいいる田んぼ、タニシがいっぱいいる田んぼ…、何回しても飽きず、毎回新たな発見があるのが、田んぼの生きもの調査です。

今年は生物多様性年です。化学肥料と化学合成農薬に頼った農業から、いろんな生きものの力をうまく活用した自然環境と共生できる農業が今見直されてきています。この田んぼの生きもの調査が、生きものの力を生かす農法につなげたいと思います。