東都生協の理念

基本理念に基づく個別理念
(2000年度第26回通常総代会再確定)

 個別理念は、基本理念のそれぞれの事柄について、他の生協や団体とは違った、基本 理念に基づく、東都生協独自の立場・視点のあるべき姿を示します。

食と農を事業と運動の基軸におきます。

安全で、良質な食べ物を中心に、生活に必要な様々な商品とサービスを、少しでも安く、組合員に安定して届けます。
すぐれた商品を求める消費者の切実な願いを受けとめる農業生産者・漁業生産者・メーカーと、直接に手をつなぎ、産直の事業と運動を進めます。
日本の農業を守るために、活発な運動を進め、消費者の中にその輪を広げていきます。
日本の食文化を受け継ぎ、日本型食生活の良さを生かして、次世代の健やかな成長を育みます。

民主と協同を大切にした組織運営をします。

一人ひとりの声を大切にしながら、誰でも楽しく参加でき、皆でつくる運営をします。・地域に根ざし、その特性にあった活動が展開できるように、それぞれの組合員組織の自 主性を広げます。
学習と教育、そして情報交流をさかんにし、組合員同士、組合員と職員、職員同士の協同を大切にします。
生産者やメーカー、業者と話し合いを尽くして、協同で課題を解決します。

社会と環境に責任ある行動をとります。

日本と自然と風土を守り、生活環境の悪化を防ぐために、力を注ぎます。
農業生産者と自治体による環境保全型の地域農業を応援します。
事業による環境への負荷をへらし、資源循環型社会をめざします。
くらし、食と農、環境、福祉、平和、文化など、いろいろな分野で、独自の運動を進めながら、願いを同じくする全国の市民や生協と交流を深め、連帯していきます。

堅実な経営で理念を実現します。

いのちとくらしを守る理念を実現するために、生協らしい事業を進めます。
組合員の商品とサービスの利用をもって、必要な経費をまかない、組合員の様々な活動を広げ、組合員が実現したい事業への投資を行います。
組合員の力を合わせ、その合意をはかり、理事会の責任のもとに、事業と経営を展開します。
組合員の生協財産を守り、生協としての社会的な責任を果たせるように、財務と損益の状態を良くして、堅実な経営体をつくります。
組織運営と事業経営をしっかり担う役員をめざします。

職員の誇りと力量を高めます。

組合員のくらしと思いをふまえ、その食卓に、生産者の産直ロマンや願いを届ける専門 集団として、職員の誇りをもちます。
産地と生産者・メーカーの実状を理解し、その生産物と農法や技術の工夫を知って、組合員に伝えることのできる職員をめざします。
高い専門性を身につけ、お互いの役割を認識し合う職員をめざします。職員の力量をた かめる公平・公正な処遇をはかります。
経営組織の規律を守りつつ、組織の様々な所で組合員との結びつきを大切にする職員をめざします。職員一人ひとりの素質と能力を発展させます。