みんなの活動:これまでの活動報告

くらし
消費者力の向上をめざす取り組みをすすめます。
「幼児のための救急・応急手当」を開催!

いざという時、大切な家族や身近な人たちを守るために

ご夫妻での参加もありました。

ご夫妻での参加もありました。

応急手当普及員 中村茂美さん 「感染症を防ぐためビニール袋を手袋がわりに」

応急手当普及員 中村茂美さん
「感染症を防ぐためビニール袋を手袋がわりに」

熱はあるかな? まずは意識の確認を。 「聞こえますか?」

熱はあるかな?
まずは意識の確認を。 「聞こえますか?」

胸骨圧迫(胸の真ん中を圧迫)を30回行います。そして人工呼吸を2回行います。これを繰り返します。胸骨圧迫だけを続けてもかまいません。

胸骨圧迫(胸の真ん中を圧迫)を30回行います。
そして人工呼吸を2回行います。
これを繰り返します。
胸骨圧迫だけを続けてもかまいません。

AEDは電源を入れ、AEDのナレーション通りに電極パッド(6歳ぐらいまでは小児用電極パッド)を胸に貼り、操作します。その後は引き続き救急隊員の到着まで胸骨圧迫を続けます。

AEDは電源を入れ、AEDのナレーション通りに
電極パッド(6歳ぐらいまでは小児用電極パッド)
を胸に貼り、操作します。
その後は引き続き救急隊員の到着まで
胸骨圧迫を続けます。

食べ物を喉に詰まらせた場合、子どもはうつぶせにして背中を叩きます。講師は人形で、参加者はご自身の子どもで実習しました。(背中は実際には叩きません)

食べ物を喉に詰まらせた場合、子どもは
うつぶせにして背中を叩きます。
講師は人形で、参加者はご自身の子ども
で実習しました。
(背中は実際には叩きません)

大人が喉に詰まらせた場合は、肩胛骨と<br />
肩胛骨の間を叩いて、異物を出します。

大人が喉に詰まらせた場合は、肩胛骨と
肩胛骨の間を叩いて、異物を出します。

「子どもは昨日できなかったことが今日できたりするものなの。」と、お子さんやお孫さんのけがを事例に、日常生活の注意点などをお話しくださいました。

「子どもは昨日できなかったことが
 今日できたりするものなの。」と、
お子さんやお孫さんのけがを事例に、
日常生活の注意点などを
お話しくださいました。

東都生協は9月11日、文京シビックセンターで幼児のいる保護者を対象に、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、人工呼吸、AEDの使い方、食べ物を喉に詰まらせた場合の対応を学びました。

講師は、東京消防庁応急手当普及員・中村茂美さんと小石川消防署・大槻職員。

応急手当は、まず自分の身を守ることが大切です。

感染症予防のため、路上で倒れている人に対応する際は、ビニール手袋をする、なければビニール袋を手袋代わりにし、血液や唾液には直接触らないようにします。

次に、熱があるか確認し、耳元で呼びかけ反応を確認。
呼吸を確認し、普段どおりの呼吸がばなければ胸骨圧迫を行います。

人工呼吸をする時は、感染防止の観点より人工呼吸用のマウスピースなどを使用します。何もなければ無理に人工呼吸を行わなくてもかまいません。

心臓が止まり5分経つと、救命率は90%を切ります。

東京都内で、救急車到着は7分程度かかるといわれていますので、適切な119番通報と居合わせた人の応急手当により、命が助かる可能性が高まり、社会復帰につなげることができます。

誰かの愛する家族を守るため、勇気を持って対応したいものです。

そのためには、一度だけ研修を受けて満足するのではなく、いざというときに適切に対応できるように、機会あれば何度でも繰り返して研修を受けることが大切です。

参加者からは、
「実際にやってみるとけっこう難しくて、練習できてよかった」
「大人と子どものやり方の違いもわかった」
「AEDの使い方や、周りの方々への対応を覚えました」
などの声がありました。