みんなの活動:これまでの活動報告

環境
第32回沖縄戦跡・基地めぐり 報告

「基地の中に沖縄がある」戦後70年の沖縄の現状を学びました。

對馬丸の体験を語る平良啓子さん

對馬丸の体験を語る平良啓子さん

県民の意思を無視し建設を推し進めようとする辺野古新基地予定地

県民の意思を無視し建設を推し進めようとする
辺野古新基地予定地

辺野古新基地建設反対の座り込みテント

辺野古新基地建設反対の座り込みテント

 2015年3月25日~27日の3日間、日本生協連が主催する「第32沖縄戦跡・基地めぐり」に、東都生協からの参加者11人を含め、全国からは26生協164人の参加がありました。

 初日の全体会では、1944年当時9歳で疎開のために学童疎開船「対馬丸」に乗船し、アメリカ潜水艦の魚雷を受け、6日間の漂流をした、平良啓子さんの「沖縄戦の体験を聞く~対馬丸事件~」と、眞鍋 詩苑さん「若者から見た沖縄の現状と本土のみなさんに訴えたいこと」の講演がありました。  その後、夕食懇親会では、沖縄の民謡や踊りなど文化や伝統に触れながら、全国から参加された生協の組合員と交流を行いました。

 2日目、3日目は、「基本コース」「親子コース」「盛りだくさんコース」と3つのコースに分かれ見学を行いました。ちょうどニュースで取り上げられている、普天間基地や辺野古も訪れました。

  「沖縄では辺野古が争点になった選挙全てに、辺野古新基地建設反対派が勝利した。それだけの民意で建設NO!と表明しているのに国は民意を無視し続けている。しかし、新基地建設反対のうねりを止められる人は沖縄にはいない。

青珊瑚は3000年の賜物。壊すのは一瞬、二度と再生できない。東京で物を見ているのと、沖縄で物をみているのでは違う。辺野古で起きている現実を捉えてほしい」と言う辺野古基地前で座り込みをしていた方の話が印象的でした。

参加者からは、「初めて沖縄の実態を知ることができました。私はやはり他人事のような感じで沖縄の問題を見ていたように思います」
「沖縄の人々と本土の人との基地に対する温度差を感じた」
という感想がありました。

改めて沖縄や日本の平和について考える3日間の旅となりました。