
平和のつどいを開催しました
平和の大切さ、いのちの尊さについて、みんなで考えました
山田玲子さんの被爆証言 |
東友会の皆さんへのひざ掛けの贈呈 |
東友会湊武さんのごあいさつ |
河野康弘さんの演奏 |
河野康弘さんのお話 |
ユニセフのパネル展示 |
東京大空襲に関する展示 |
第9回目となる今回は、すみだリバーサイドホール(墨田区)を会場にファミリーピースコンサートと映画「それでも生きる子供たちへ」の上映、ロビーでの平和に関する展示などを行い、当日は約150人の参加がありました。
被爆証言と編み物の贈呈
中村紀子東都生協副理事長の開会のあいさつに続き、ヒロシマで被爆された山田玲子さんに、当時の体験や被爆状況などのお話を伺いました。
山田さんは「原爆は人類を滅亡させる爆弾です」とあらためてその廃絶を訴えました。
その後、組合員がつないだモチーフ編みのひざ掛けを、東都生協組合員から山田さんはじめ東友会(東京都原爆被害者団体協議会)の皆さんに壇上にて贈呈し、東友会23区東部ブロック代表湊武さんより感謝の言葉をいただきました。
ファミリーピースコンサート
続いて行われたジャズピアニストの河野康弘さんによるファミリーピースコンサート「こころとこころのハーモニー」では、「イマジン」「私のお気に入り」「ノクターン9番」などの楽曲が演奏されました。
河野さんが行っている、チャリティーコンサートや募金で集めたお金で壊れたピアノを修復し国内外の施設に寄付する活動についてのお話など、素敵な演奏とその合間のお話が印象的でした。
参加者からは、
「平和についてすごく考えさせられました。」
「草の根のように地道な活動を続けていくことが本当はむずかしいことと思います。あたり前の生活の中に幸せがあること、またおとなの態度が子どもの態度を作っていくというところに共感しました。」
などの声が寄せられる、こころ温まるコンサートになりました。
映画上映
休憩を挟んで、映画「それでも生きる子供たちへ」の上映。
7カ国の子どもたちが直面する厳しい現実を、それぞれの国を代表する監督たちが赤裸々につづったオムニバス映画で、少年兵士やストリートチルドレン、エイズやドラッグなど、実際に各国で子どもたちが現実に直面している数々の問題を突き付けられました。
それぞれがとても重い内容でしたが、最終的には子どもたちの存在に救われる、個性的で愛にあふれた素晴らしい作品でした。
参加者からは、
「どんな状況でも必死に生きる子どもたち。平和が一番大切なことを思い知らされました。」
「戦争と貧困の中で懸命に生きる子どもたちのことに思いを馳せることができました。」
「世界の子どもたちのことを考えさせられました。子どもたちのけなげな生き方に感動しました。」
などの感想が寄せられました。
平和に関する展示
会場ロビーでは、東都生協があらたに購入した「原爆と人間展」のパネルや、紛争下の子どもの人権をテーマとしたユニセフの写真パネルや地雷レプリカ、東京大空襲に関する資料などを展示し、会場を訪れた人たちは熱心に見ていました。
今回も一日を通し、平和の尊さ、命の大切さを考える貴重な一日となりました。