
平和のつどい劇「表現者のびおとーぷ ~unseen(あんしぃん)~」
台本を読み合わせ。当時の言葉についても説明を受けます |
![]() 登坂先生から温暖化で減りゆく流氷について説明 |
4月10日、平和のつどい(7/24)で上演する登坂倫子さん書き下ろし脚本・演出による劇「表現者のびおとーぷ ~unseen(あんしぃん)~」に出演する、組合員から募集した子どもたち10人の初レッスンが、さんぼんすぎセンター(上北沢)で行われました。
子どもたちは、第2次大戦の激化に伴って田舎に疎開する東京の子どもたちを演じます。
当日、劇の台本が配られると、役柄は決めずに全員で読み合わせをしました。初めて読むにもかかわらず、大きな声ではっきり読む子どもたち。かけ声は息を合わせて「いちに、いちに」と元気に。
台本読みの後、現代の子どもたちにとって分かりにくい戦争中の言葉や内容について話し合いました。「乾布摩擦って?」「裸になるの?」「『あざらし』はぬいぐるみを着るのですか?」「疎開先ではどんな食べ物を食べていたの?」などなど。話し合いの中から、台本への理解が深まっていきます。
レッスンの講師でもあり、この劇の脚本を書いた登坂倫子さんは、
「戦争が起こるのは、突き詰めれば資源の取り合いからです。これからの戦争は環境が引き金になるでしょう。劇は、そのことを観ている人に気づいてほしいと思って書いたのです」と話します。
最後に、登坂さんが北の海に流氷を見に行った時の写真を見て、氷の上で育つあざらしの赤ちゃんや温暖化によって減りつつある流氷のことを聞きました。
これから、ほぼ毎週土曜日がレッスンにあてられます。様子は引き続きホームページでご紹介していきます。
登坂倫子さんのブログ「Unseen Blog」でもご覧いただけます