みんなの活動:これまでの活動報告

環境
第31回沖縄戦跡・基地めぐり 報告

広々した普天間基地とひしめく沖縄の人々の家を複雑な思いで見た!

住民を巻き込んだ地上戦の歴史と日本中の米軍専用施設の約75%が集中する沖縄の現状を学んできました。

 2014年3月25日~27日の3日間、日本生協連が主催する「沖縄戦跡・基地めぐり」に、東都生協から親子1組を含む計11人が参加しました。全国からは31生協200人の参加がありました。

 初日の全体会では、1944年当時9歳で疎開のために「対馬丸」に乗船し、アメリカ潜水艦の魚雷を受け、6日間の漂流の後、奄美大島の無人島に流れ着き、一命をとりとめた平良啓子さんの「沖縄戦の体験を聞く~対馬丸事件~」と、平良宗潤さんの「沖縄戦の実相と現在の沖縄における諸問題について」の講演がありました。

 その後、夕食懇親会では、沖縄の歌や踊りなど沖縄文化と伝統を楽しみながら、全国から参加された生協の組合員と交流を行いました。


広々とした米軍嘉手納基地

広々とした米軍嘉手納基地

「真の民主主義を沖縄から」と書かれた横断幕

「真の民主主義を沖縄から」と書かれた横断幕


 2日目・3日目は、「普天間基地」「沖縄県立平和祈念館」「糸数壕(アブチラガマ)」「平和の礎」「魂魄の塔」などを見学しました。

3日間という短期間でしたが、新聞やテレビでは見ることのできない、沖縄の現在の姿を見聞きすることができたと思います。

金武レッドピーチ

金武レッドピーチ

ひめゆりの塔

ひめゆりの塔

沖縄の現状を知り平和について考えた参加者一同

沖縄の現状を知り平和について考えた参加者一同


 参加者からは、『普天間基地では、金網越しに基地を見て、広々した基地とひしめく沖縄の人々の家を複雑な思いで見た。』、『「基地」はむずかしい問題で、私にとってはスタートラインに立っただけです。』、『沖縄の現状や真実の姿を学んでいくことが大事だと痛感した。』などの感想が寄せられ、一人一人が沖縄の現実や平和について考える3日間の旅となりました。