みんなの活動:これまでの活動報告

わら細工体験会を開催しました

2024年度に続く2回目のJA東京中央との連携企画

2025.12.29

マンツーマンでわら細工指導

2025年12月20日(土)、東都生協はJA東京中央と連携して「わら細工体験会」を開催しました。この企画は2024年度に続き2回目となります。

当日は午前10時・午前11時の2部制で、事前に申し込んだ12組・17人の組合員とその家族が参加。昔ながらの「わら細工」に触れながら、参加者はものづくりの楽しさを体験しました。

イベント冒頭、上祖師谷郷土研究会会長の髙橋光正氏が、JA東京中央千歳支店1階に展示されている古農機具について解説。今では目にする機会の少ない農具の歴史に触れる貴重な時間となりました。



お話を聞きながら作業

甲羅部分を編み込みます

しっかり編んだら麻ひもで結びます

会場をグリーンホールへ移し、わら細工の制作がスタート。今回の題材は正月飾りにも使われる「亀」。亀が歩みを一歩一歩進めることから「継続」「長寿」の象徴として親しまれています。

同会の会員10人に講師としてご協力いただき、事前に用意した「わら細工の亀」制作キットを使って、参加者1人につき講師1人が丁寧に指導しました。

甲羅部分を組み上げます

結ぶ手にも力が入ります

編んだわらで頭の部分を作ります

はじめに、わらを重ねて甲羅と足を形作ります。続いて頭部を取り付け、最後に穂付きの稲を差し込んで仕上げます。

工程の中には、麻ひもを力いっぱい締める場面もあり、講師のサポートを受けながら真剣に作業する参加者の姿が見られました。

完成した亀は、甲羅が大きく存在感のあるもの、小柄ながら高さのあるもの、稲穂が印象的なもの、緑色がアクセントになったものなど、多様で個性豊かな仕上がりとなりました。

会場には、同研究会が制作したさまざまなわら細工も展示。参加者からは「すごい」「こんなものまで、わらで作れるとは知らなかった」といった声が寄せられました。

尾の部分の稲穂をバランスよく刺します

稲穂を取り付けたら出来上がり

まるで歩いているかのよう!

亀作りの工程

作業風景

上祖師谷郷土研究会の作品

参加者からの声(アンケートより抜粋)
「一人ずつ先生がついて教えてくださり、驚きました。とても楽しかったです」

「講師の方々の温かい言葉掛けで、和やかな雰囲気の中で取り組めました」

「子どもが亀が大好きで、大変喜んでいました」

「昔ながらの素材や技術に触れられ、良い経験になりました」


東都生協は、2022年にJA東京中央と連携協定を締結し、組合員・地域住民の「食と農を守り、豊かなくらしを実現する」ことを目的として、さまざまな企画を継続的に実施しています。

今回の体験会に加え、世田谷産みかんの収穫体験など、子どもたちが楽しめる食育企画もご好評いただきました。今後も、身近な農体験を通して食や農への理解を深める取り組みを進めていきます。

第1部参加者と講師の皆さま

第1部参加者の講師の皆さま