みんなの活動:これまでの活動報告

世田谷でみかんの収穫体験

JA東京中央と共に地域の食と農を守り、豊かなくらしの実現を目指して

2025.12.15

世田谷区上祖師谷の川本農園でみかんの収穫作業を体験

2025年12月6日、東都生協はJA東京中央との新たな連携企画として「世田谷産みかん収穫体験」を開催しました。

小田急線祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩約20分、世田谷区上祖師谷の住宅街の一角に広がるみかん畑が今回の会場です。

みかん畑を維持する川本農園は、同地で300年以上続く農家。落ち葉や枝を細かく砕いて土に混ぜ込み、自然の力を生かした土づくりを行うとともに、木と木の間隔を広く取り、日光をたっぷり浴びさせて育てる栽培方法に取り組んでいます。

当日は午前10時と午前11時20分の2部に分けて開催。横浜から車で参加した家族を含む21組・52人の組合員とその家族が、みかんの収穫作業を体験しました。

参加者は籠とはさみを手に畑を巡り、好みのみかんを収穫。小ぶりな実を選ぶ方、艶を重視する方など、子どもから大人まで笑顔で収穫を楽しんでいました。

収穫量は1kgから8kgまでさまざま。中にはジャムづくりに挑戦するとのことで、袋いっぱいのみかんを持ち帰る参加者の姿も見られました。

参加者からは「子どもと一緒に収穫できて楽しかった」「都内でこのような体験ができるのは貴重」「みかんをおいしくいただいております」といった声が寄せられました。




収穫方法を説明する川本さん

樹間が広く、光がたくさん入るみかん畑

じっくりと吟味して収穫

1つ1つ、丁寧に...

自前のかごを使って

かごいっぱい取れたよ!

参加者アンケートより抜粋
  • 世田谷でみかん狩りができるとは思っていなかったので、貴重な体験でした。東京の農家さんは農地を相続する際の税金が高額で、畑を売却せざるを得ないこともあると伺いました。農地が減っている中で、今日みかん狩りができて本当に良かったです。
  • 360°太陽の光が当たる広々とした畑で、低木に剪定(せんてい)されたみかんの木はしっかり手入れされていました。たわわに実ったみかんは粒ぞろいで、見た目にも「これはおいしい」と分かる見事なもの。30分ほどの短い体験時間でしたが、収穫の楽しさを十分に満喫できました。ありがとうございました。
  • 2歳の娘も上手にはさみを使ってみかんを収穫していました。自分で取ったみかんをうれしそうに見つめる姿が印象的で、良い食育になったと感じます。自然に触れながら親子で楽しめる、素敵な時間でした。


東都生協はJA東京中央と2022年に連携協定を締結。相互の組合員と地域住民の食と農を守り、豊かなくらしを実現するため、これまでさまざまな企画を展開してきました。

今回の世田谷産みかん収穫体験では、子どもたちの元気な声も飛び交い、みかんを通じて食や農を考えるきっかけになりました。今後も、都内で農業体験を通じて食育を学べる取り組みを検討していきます。




家族みんなで協力して収穫


でべそのみかんを見つけたよ


収穫した重さでお支払い