「魚を描いて学ぼう! 〜食を見つめるアート体験〜」を開催しました
東都生協「食」の学校 夏休み特別課外授業

講師は、魚譜画家の長嶋祐成氏
2025年8月2日(土)、東都生協「食」の学校の夏休み課外授業として、「魚を描いて学ぼう! 〜食を見つめるアート体験〜」を開催しました。
会場の東都生協さんぼんすぎセンター地下ホール(杉並区下高井戸)には、組合員のお子さんたち12組・計14人の小・中学生と3人の未就学児が参加し、魚を見て描く特別な90分間を過ごしました。
◆ 実物の魚と向き合い、自由に描く
講師は、魚譜画家(ぎょふがか)として活躍する長嶋祐成(ながしま ゆうせい)氏。海の生きものたちを絵に描くことで、命の美しさや多様さを伝える活動を続けています。
みんなで描く対象は、前日に仕入れた新鮮な「真さば」。中でも今回は「関さば」を選びました。大分市佐賀関(さがのせき)沖「速吸の瀬戸(はやすいのせと)」で一本釣りで漁獲され、佐賀関町の認定シールが貼られた本物です。
子どもたちは、目の前の真さばの形や模様、質感をじっくり観察しながら、"プロ仕様"の絵の具を使って自由に表現しました。
長嶋氏からの「正確に描くことが目的じゃない。自分が感じた世界を描いてみよう」といったアドバイスも受けながら、会場にはのびのびとした創造の空気が広がりました。

描く対象をみんなでじっくりと観察

本日の題材、真さば(関さば)

個別にアドバイスする長嶋先生
◆ 「食」をテーマにした、見る・感じる・表現する学び
本企画は、動画で学ぶ東都生協「食」の学校の取り組みの一環で、日々の「食」についてより深く見つめ直す体験の場として開催したものです。
生き物としての魚の姿に向き合い、自分の目と手でかたちにしていくプロセスを通じて、「食べる」という行為の背景にある命の重みや自然の多様性にも触れる、そんな時間となりました。

感じたままをスケッチ

作品を切り抜き

額装して完成!
◆ 作品は額装して持ち帰り、記念に
完成した作品は、各自で切り抜いて額装し、世界に一つだけの「魚のアート作品」として持ち帰りました。最後には参加者全員で記念撮影も行いました。

参加者の作品

どれも感性あふれる作品です

こちらは長嶋先生の作品!
【参加保護者の声より】
「本物の魚を見て描くだけでなく、"世界観を切り取る"という体験が新鮮でした」
「そっくりに描くのが正解じゃない、という考え方が子どもに響いていた」
「子どもが自由に、自分の感じた世界を表現できて、楽しそうでした」
「長嶋先生が子ども一人ひとりの良いところを見つけて声を掛けてくださり、とても温かい時間でした」
東都生協「食」の学校では、これからも"見て、感じて、学ぶ"体験を大切にした企画を通じて、「食」への関心や学びを広げていきます。

長嶋先生と、それぞれの作品を手に笑顔の参加者の皆さま