商品委員会主催 放射能学習会 報告
~国産水産物について~
2015.07.06
カテゴリ 食と農
水産庁より招いた講師の方々 |
大勢の幅広い年齢の参加者 |
講師には水産庁漁政部加工流通課・課長補佐の岡野正明氏を招き、水産物の放射性物質調査について講演をしていただきました。
主な内容は、福島の原発事故から4年経て、食品を巡る環境はどうなっているかということ。特に、国産水産物などの放射性物質の調査結果や、安全性確保のための取り組みについて学びました。
参加者は幅広い年齢層で小さいお子さん連れの人も多く、それぞれに深い関心を持って参加していることがうかがえました。
今回の講演で水産物の放射性セシウムについては理解できたものの、参加者皆さんの不安が全て解消されたということではなかったようです。
アンケートでは「放射能学習会は今後も定期的に開催してほしい」「日本海を含め全国レベルの話も聞きたい」「健康被害について、放射性物質排出の方法、調理の際の工夫などを知りたい」といった意見・感想も多く聞かれました。
東都生協の安全・品質管理部では現在、1週間に約85検体を検査し、商品の供給時に2週間に1度のペースで検査結果報告を組合員に配付しています。また、東都生協のホームページでも残留放射能自主検査結果が検索できるシステムになっています。
今回、この情報があまり利用されていないことも分かりました。
参加者にとって放射性物質を巡る現状を知ることができた学習会になりました。