継続的農作業体験を通じて食料の生産、加工・流通、消費について学ぶ
継続的農作業体験企画がフードチェーン食育活動推進事業に承認される
農林水産省主催「平成26年度フードチェーン食育活動推進事業」承認
「継続的農業体験型フードチェーン食育活動プログラム」の活動報告
「フードチェーン食育活動推進事業」とは、農林水産省が推進する事業で、健全な食生活の実践を促す取り組みや、食や農林水産業への理解を深める体験活動などを通じ、消費者に食料の生産、流通・加工、消費に関する理解を促進する取り組みです。
このたび、東都生協の「継続的農業体験型フードチェーン食育活動プログラム(*)」が農林水産省より「フードチェーン食育活動推進事業」として承認されました。
*同プログラムは3企画①(農)船橋農産物供給センター「田んぼの学校」(参加:24家族・59人)
②(農)茨城県西産直センター「すいか作り体験・交流」(参加:16家・32人)
③JAやさと農業体験「大豆コース」(5家族:12人)
【1】(農)船橋農産物供給センター・米コース「6年目の田んぼの学校」
(2014年2月~10月、田の整備、田植え、草取り、稲刈り、収穫祭など12回)
この企画は、「後継者不足などによる生産者の老齢化や米の低価格などに起因し、休耕による荒れた田が毎年増えているという状況を多くの消費者に知ってほしい」また「食と農について考える機会を持ちながら、お米を食べることが農業支援になるということを理解してほしい」そんな生産者の思いを受けて始まりました。
1年目に田んぼへ下る道を作り、覆いかぶさる木を切り、井戸も掘り、20数年間荒れ放題だった田んぼを整備して「みんなの再生田1号」と名付け、お米作りを開始しました。現在は、2年目から整備を始めた「みんなの再生田2号」と合わせた約23aの田んぼで、雑草に挑みつつ農薬を使わない安定したお米作りを行っています。
昨年はお米作り以外にも、じゃがいもや落花生の植え付けと収穫、イノシシから田んぼを守る電気柵の設置作業、また、有志による東屋作りや真夏の夜の炭焼き大会なども行いました。
田んぼの整備やお米作りは決して楽な作業ではありませんが、自分たちで整備した田んぼで作り収穫したお米の味は格別です。お米作りを通して大自然と農業と人の関係を学び、豊かな喜びあふれる時を過ごしています。
2月22日(土)田んぼの整備
まるで荒れ野を開墾するかのよう | 親子で休耕田を掘り返します |
水路作りは泥との格闘 | 完成した水路に掛けた丸太の橋 |
育苗用培土に籾殻くん炭を混合 | 田んぼに水を送る給水管用の溝掘り |
みんなで給水管の運び出し | 給水管の埋設作業 |
5月17日(土)田植え、6月28日(土)田んぼの草取り
全員一列に並んで田植え | 子どもたちも頑張りました |
中腰での草取りは結構きつい! | ザリガニやカエル採りに夢中! |
【2】(農)茨城県西産直センター・すいか作り体験・交流!
(5月~7月 苗の定植、わら敷き、収穫など 3回)
(農)茨城県西産直センターの協力を得て行う、普段なかなか体験することのできない果物の農業体験3回連続企画です。同産地生産者の大久保さんの畑で、小玉すいか(スマートボール)ができるまでの作業の一部を体験させていただきます。小玉すいかの苗植えから収穫までの生育の過程を学びながら、生産者のこだわりを実感します。
確実に実を結ぶための花合わせ | これが雄花 | ||||||||
雌花です | 畑に肥料をまき、よく耕します |
「マルチ」に切れ目を入れて苗植え |
金属の枠を半円形に差し込みます |
ビニールをかけました | すいか畑を前に記念撮影 |
防草や保温のため、わらを敷きます | つるがだいぶ伸びてきました |
待ちに待った収穫です! | すいかのお味はいかが? |
【3】JAやさと農作業体験・大豆コース
(7月~12月 種まき、草取り、収穫、豆腐作りなど 4回)
JAやさとと協力し、種まき、草取り・枝豆の試食、収穫・脱穀、お豆腐作りの作業体験を通じて、大豆の生育過程や国産大豆の現状などを楽しく学びます。自分たちで育てた大豆で消泡剤などを使用せずに作ったお豆腐の味は格別です。
7月5日(土)大豆の種まき、大豆作りの話を聞く初めにJAやさとのスタッフが説明 | 種まき位置が分かるように線を引きます |
大豆の種まき | 防鳥用の糸張り |