みんなの活動:これまでの活動報告

産直青果の出荷に向けたたゆまぬ努力と苦労を知りました

産直産地・JAひたち野の視察訪問・交流

2014.03.13

新しいほだ木に、しいたけが発生

新しいほだ木に、しいたけが発生

作り手のこだわりを確認

作り手のこだわりを確認

コンクリートで囲ったれんこん畑

コンクリートで囲ったれんこん畑

2013年11月11日、東都生協は茨城県石岡市にある産直産地「JAひたち野」の視察訪問・交流を行いました。まず、原木しいたけの生産者・円城寺さんを訪問。原発事故発生以来、県の出荷自粛地域に指定されたため、露地栽培ではなくハウス栽培への切り替えを余儀なくされています。現在、新しいほだ木で菌を育成中で、3カ月後の検出検査が通れば東都生協への供給が再開される見通しになったことを確認しました。 

次に玉里営農センターを訪ね、生産者との懇談・意見交換の後、れんこん畑へ。7人の生産者が100クタールの畑を管理しています。東都生協向けれんこんの有機栽培のために、特別にコンクリートで囲った畑では、養分をより多く蓄えておくため枯れ葉を残したり、セシウムの吸着を抑制するためのゼオライト、ケイ酸カリを肥料に使っています。また手作業で除草するなど、手間を惜しまない作業が行われていました。

参加者からは「3・11の後の放射能汚染が心配だったが、生産者の話を聞き、現場で努力していることが分かった。しいたけ栽培に少し明るい未来が見えて良かった」「生産者・東都生協職員の苦労があってこそ、安全・安心なこだわり商品ができていることが確認できた」という感想が聞かれました。中でも「感謝して食べたい」という声は、産地の苦労を知った参加者全員の思いでもありました。