みんなの活動:これまでの活動報告

JA秋田しんせい鳥海(ちょうかい)稲刈り体験

「秋田あきたこまち(鳥海)」の産地で稲刈り体験!

2010.10.18

6月の鳥海山

6月の鳥海山

2010年10月1日(土)~2日(日)の2日間、東都生協(コープ)の産直米「秋田あきたこまち(鳥海)」の産地、JA秋田しんせいで稲刈り体験が行われ、東都生協の組合員10人(おとな7人、子ども3人)が参加しました。

1日目は稲刈り体験やお米の乾燥・もみすり施設を見学し、2日目はおいしいお米作りの条件の一つ「水」をテーマに、水と関わる場所をめぐりました。

曇り時々雨という天気で鳥海山は最後までその全貌を見せてくれませんでしたが、実りある体験ができました。写真でその様子をお伝えします。

■1日目 10月1日(土)

まず、収穫したもみの乾燥・もみすりを行う「ミニライスセンター」を見学しました。
まず、収穫したもみの乾燥・もみすりを行う
「ミニライスセンター」を見学しました。

収穫してきたもみを大きな乾燥機で乾燥させ、もみすりを行い玄米にします。
収穫してきたもみを大きな乾燥機で乾燥させ、
もみすりを行って玄米にします。

稲刈り体験では、まず生産者の高橋千恵子さんから稲の刈り方を教わりました。
稲刈り体験では、まず生産者の高橋千恵子さん
から稲の刈り方を教わりました。

さあ、いよいよ稲刈りの始まりです。
さあ、いよいよ稲刈りの始まりです。

初めての体験にワクワク、どきどき... よくできたね!
初めての体験にワクワク、どきどき... よくできたね!

私もうまく刈れました... ピース
私もうまく刈れました... ピース

みんなで一緒に「とったどー」
みんなで一緒に「とったどー」

生産者や農協の方も一緒に、記念撮影
生産者や農協の方も一緒に、記念撮影


高橋さんは花も生産、花の摘み取りもさせていただきました
高橋さんは花も生産、花の摘み取りもさせていただきました


このあと、ホテルで温泉に入り、夕食をかねて生産者や農協の方々と交流を深めました。

■2日目 10月2日(日)

鳥海山山麓は水が豊富なことで有名ですが、水は米作りにも欠かせません。2日目はその「水」をテーマにいろいろなところを巡りました。

観光名所にもなっている法体(ほったい)の滝
観光名所にもなっている法体(ほったい)の滝

滝を展望台から見下ろしました
滝を展望台から見下ろしました

これは、温水路という田んぼの水に使われている用水路です。水深を浅くし段々をつけることで、鳥海山の冷たい雪解け水が徐々に温められていきます。
これは、温水路という田んぼの水に使われている用水路です。水深を浅くし段々をつけることで、鳥海山の冷たい雪解け水が徐々に温められていきます。

山麓のブナ林。ふかふかした地面にはたくさんの水が吸い込まれ、地下水となり、やがて清らな水となって湧き出てくるのです
山麓のブナ林。ふかふかした地面にはたくさんの水が吸い込まれ、地下水となり、やがて清らな水となって湧き出てくるのです

ブナが低いところから枝分かれしているのは、昔、人間がブナの木を生活に使っていたからだそうです。人は森にも生かされているのですね
ブナが低いところから枝分かれしているのは、昔、人間がブナの木を生活に使っていたからだそうです。人は森にも生かされているのですね

鳥海山に染み込んだ雪解け水や雨水が岩肌から一気に湧き出している元滝。一帯はとても涼しく、天然のクーラーのようでした
鳥海山に染み込んだ雪解け水や雨水が岩肌から一気に湧き出している元滝。一帯はとても涼しく、天然のクーラーのようでした


象潟(きさがた)の九十九島(つくもじま)、以前ここは海で、緑がこんもりしているところが島だったとか。当時は松島のような風景だったようです。
象潟(きさがた)の九十九島(つくもじま)、以前ここは海で、緑がこんもりしているところが島だったとか。当時は松島のような風景だったようです。

東都生協がお届けする産直米のうち、約1割がここ鳥海の秋田あきたこまちですが、なかなか遠くて組合員が訪問する機会がありませんでした。今回は農協の協力もあり、やっと実現することができました。

「産直」といっても、米の場合は野菜や果物のように「生産者カード」が入っているわけでもなく、生産者の顔が見えにくいのではないでしょうか。今回のような取り組みを続けることで、産地と地理的には離れていても精神的には近づけていければ、と考えています。