みんなの活動:これまでの活動報告

田んぼ生きもの調査&蛍鑑賞 2008・2009年参加者の声

産直米の産地、JAみやぎ仙南での農業体験、田んぼの生き物調査&ホタル観賞

2010.05.05

産直米の倉庫を見学"

産直米の倉庫を見学

カエルの生息調査"

カエルの生息調査

カブトエビも生息しています"

カブトエビも生息しています

トマトの収穫も体験できました"

トマトの収穫も体験できました

田んぼの雑草も調査します"

田んぼの雑草も調査します

田んぼの草取り作業を体験します"

田んぼの草取り作業を体験します

田んぼに入って生きもの調査"

田んぼに入って生きもの調査

田んぼで取った生き物を調査

田んぼで取った生き物を調査

夕食交流会で大内部会長からあいさつ"

夕食交流会で
大内部会長からあいさつ

産直米「無洗米宮城コシヒカリ」の産地、生き物や環境と共生した米作りを実践するJAみやぎ仙南(宮城県丸森町)との交流訪問企画に参加した組合員の声をご紹介します。

田んぼの生き物調査体験を始め、米の草取り体験・収穫体験など産地をまるごと体感できる企画です。環境に負担をかけないよう農薬や化学肥料をできるだけ減らし、消費者の健康を考えた米作りを実践する同産地では、夜にはたくさんのホタルに出会うことができます。

参加者の感想 ――2009年度 田んぼの生きもの調査 参加者の声から(抜粋)――

  • 今年は2回目の参加でしたが、前回以上に楽しませていただきました。今年は2日間ともに田んぼに入ることもでき、子どもも大満足だったようです。私にとっては田んぼの草取りをしたことが貴重な体験となりました。完全農薬無散布の米を求める消費者は、私の家族も含めて多いのですが、それを作るには多くの労力が必要となることを体で実感でき、今後自分で何をすべきか考えるよいきっかけとなりました。2回目の訪問で、私も娘もますます丸森町のファンになりました。娘は「丸森に家を買えないの?」と言うほどです。生産者の皆さまには、これからもお体に気を付けて、今までのように素晴らしい農作物を届けてくださるようお願いします。
  • 私のパーカーの中にホタルが入ってしまって、パーカーの中で光っていました。もともとの光は黄色でしたが、パーカーの中で、パーカーのピンク色が透けてピンクに光っていました。
  • 大切に育てている田んぼに入らせていただき、貴重な体験となりました。田んぼがあんなに柔らかく、温かみのある土であったこと、感動しました。草取り体験では、農薬無散布の田んぼの大変さには頭が下がります。あの草の勢いにはびっくりでした。「手間をかけて育てていただいているんだなぁ」と思いました。食のありがたみを感じながら生活していきたいと思います。丸森町の元気さにびっくり、元気をもらいました。これからも元気な丸森町でいてください。
  • 丸森町の素晴らしさを体感することができました。生産者の姿勢、丸森町の自然に接すると、理想に近い日本の農村地帯の在り方に感銘を受けます。これからも大型の商業主義とは無縁の、小さくても質を重視した町であってほしいと希望しております。
  • 子どもたちに一番良かったのはホタルもさることながら「真っ暗闇」の体験です。学校で先生から「ぜひこの夏体験させてあげてください」と言われたことだからです。また田んぼに入った体験では、こんなに生き物がいるところで米が作られていることが分かり安心しました。最も印象に残った言葉は「米を何十年も作っているけれど、いまだにこう作れば良い米ができるという方法が分からない」。米作りの難しさ、皆さんのご苦労の一端が分かる言葉でした。
  • 田んぼに裸足で入ったことで田んぼの中はぬるぬるとしていること、ヤゴ、アメンボ、クモ、巻き貝、カエルなどなど、たくさんの生きものが共生しているということが分かりました。真っ暗の中で見たホタルは、きっと子どもたちの目に焼き付いたのだろうと思います。たくさんの自然に触れることができ、うれしく思っています。また「安全・安心な米」ということで頑張って米作りに携わっている方々と出会え、人としての生き方にも触れることができました。
  • 丸森町の風景や生産者・関係者の皆さんの温かいお気持ち、米作りに前向きに取り組む姿勢などが心に染みました。「たとえ生産量が減っても、安全・安心には代えられない」と、できるだけ化学肥料や除草剤などに頼らない米作りをされていることがよく分かり、これからも安心して丸森の産直米を頂くことができます。うちに遊びに来る子どもたちに「おにぎりがおいしい!」と言われたら「そりゃそうよ! 生き物たちがいっぱいいる田んぼでつくられたおいしいお米だもん!」って言えます。今回印象に残った1つは、紙(ダンボール)を使用して田植えをされたという田んぼです。雑草との熾烈(しれつ)な闘いを感じると同時に、私よりも年上の(?)皆さんがさまざまなことにチャレンジしていることが分かり「すごい!」と思いました。人生や仕事の先輩としても、良いものを見せていただけたと思っています。でも固いことは抜きにして、たくさんのドジョウ、カエル、イモリに眼をキラキラさせる子どもたち、暗闇に舞うホタル...それだけでも本当にうれしい風景ですよね。訪問翌日、小3の息子が学校に出す日記に丸森町のことを書きました。いつもは2行書くのにヒーヒー言っている子が、頑張って書きました。
  • 丸森町の方々の顔がとても輝いているように感じました。美しい田園を守っている自負でしょうか。米に対する愛情が伝わってきました。食の中心である米、小学校で田植えや草取り...など経験をして食づくりの大変さを体感してほしいと思います。
  • 田んぼや移動のバスの中で聞かせていただく生態系と米作りの話は理論的で簡潔、系統立っていて、これまでの皆さんが多くの議論と現場でご苦労を重ねてこられたからこそ、素人の私たちにも分かりやすい説明ができるのだと思いました。
  • 田んぼの生き物調査ではたくさんの生きものがいること、緑が多く空気がおいしく水がきれい...。昔は当たり前であったことが、今では大変貴重な風景になりましたが、丸森町には変わらず存在していることの素晴らしさ!! 生産者の努力があっての「今」だと感じています。皆さんの思い・信念には頭が下がり、胸が熱くなります。私たち都会の者が教わることがたくさんありました。自然を愛すること、米作りを精一杯頑張り、大事にすること、人を愛すること、自分だけではなく全てのものや存在を大切に思うこと...など。
  • 有機米の良さは頭では分かっていたつもりでしたが、生き物を発見し、毎日心を込めてお世話してくださる皆さまにお会いしたことで、丸森町のお米はみんなのパワーがぎっしり詰まったすごいお米なんだということを五感で感じることができました。
  • 田んぼの生きもの調査というタイトルに妻が引かれて「息子と行ってきたら?」と誘われたのがきっかけでした。米について少しくらい調べておかなければ...と思いつつもあっという間に出発の日。たくさんの生き物が米を育てている事実。雑草を抑えることがいかに大変かということ。生産効率の悪い地形。生産高と農薬無散布のバランスなどなど。百聞は一見にしかずでした。生産者の皆さん一人一人がさまざまな思いを持って米を作っているという当たり前のことを、胸に刻むことができました。安い物より安全な物。遠くの物より近い物に日本人が意識を向けることを信じています。丸森の皆さんの闘いを応援いたします。