2015年東都生協 親子ヒロシマ平和代表団 報告
ヒロシマ被爆70年の歴史と復興への歩みを学び、平和の尊さを教えられました。
2015.08.24
カテゴリ 平和
広島城の石垣 原爆の熱線で一部黒く変色 |
組合員が折った千羽鶴を手向けます |
「被爆樹」の前で説明を聞きます |
東都生協ヒロシマ平和代表団 |
「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」は、広島県生協連・長崎県生協連・日本生協連が、被爆体験の継承や核兵器のない世界への思いを共有する場として毎年開催。1978年のスタートから、東都生協も毎年代表を派遣しています。
例年、ヒロシマ平和代表団派遣は1泊2日で開催してきましたが、今年は戦後70年という節目の年であるということもあり、ヒロシマの実相についてもっと深く学ぶため、2泊3日の行程としました。
8月4日広島到着後、一行は「碑巡り 広島城周遊コース」に参加。
広島城内には、旧陸軍の第5師団や当時の広島大本営の建物、地下には「防空作戦室」や「通信室」といった軍事施設の戦争遺跡が現存。
普段は入ることのできない「防空作戦室」や「通信室」の内部を地元のガイドの説明を受けながら見学しました。
8月5日は「碑巡り 白神社・袋町小学校コース」、日本生活協同組合連合会主催「虹のひろば」に参加しました。「虹のひろば」は全国の生協の参加者が集う場です。
メインステージでは、被爆ヴァイオリンと被爆ピアノでの演奏から始まり、松井広島市長のあいさつの他、被爆者代表、高校生代表のリレーメッセージが行われました。
また、夜は東京の生協が集う交流会に参加し、被爆者の方の貴重な証言を伺いました。
被爆者の方が、原爆投下当日一緒にいた友人の表情や町の様子などを淡々と話されていました。淡々としたその語り口に、当時の状況が一層リアルに伝わり恐ろしさを感じました。
8月6日最終日は、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に参列しました。
また、東都生協の組合員が折った千羽鶴を平和公園に手向けました。
今年、被爆者の平均年齢は80歳を超えました。年々体験を語る方の人数は減少していきます。より多くの人が被爆地を訪れ、被爆の実相や被爆体験を聞き、継承していくことが大切になっています。