北海道網走郡津別町にて産直産地10団体と交流
産直産地・JAつべつで開催した視察・交流報告
2015.06.08
新世代チャレンジプロジェクト |
玉ねぎ選果場でJAつべつ職員が説明 |
網走流氷観光砕氷船からの眺め |
東都生協産直生産者団体協議会は、東都生協と取り引きのある農産物生産者団体、農産物販売業者で構成されます。
まずはJAつべつの玉ねぎ選果施設を視察。昨年秋収穫した玉ねぎはコンテナに入れられ、倉庫に保管されています。約1.3t入るコンテナが収穫期は何基も畑に並ぶと聞き、北海道ならではの広大な農業現場を想像することができました。
玉ねぎは、傷ものを手作業で除き、選果機でS~2Lサイズに分けて1日100tずつ出荷。近年の運送費高騰の中でも、玉ねぎなど手頃な価格の野菜は値を上げるわけにいかず、コスト削減に苦慮しているそうです。
東都生協産直生産者団体協議会・北日本地区会議では、東都生協職員がオーガニックブランド「東都ナチュラル」や新世代チャレンジプロジェクトの取り組みについて報告。
その後、分科会「生産者の奥さんと消費者の思いを語る」「新世代チャレンジプロジェクト~未来の農業を語る~」を行いました。
「じゃがいもやにんじんは光が当たると青くなり、すぐ規格外にされる」という生産者の奥さんの言葉には「もったいない」と組合員から声が挙がり、トマト生産者からは、規格外のものは料理に使いジュースも自宅で作ること、トマトを適当な大きさに切って煮てザルでこせばジュースができることを教わりました。
東京から就農しカラーピーマンを生産するご夫婦の奥さまからは「2月の種まきから7月末の出荷までとにかく大事に育てています。就農4年、収入は少なくても、やりたかった仕事なので頑張ります!」と、熱い気持ちが伝わってきました。新規就農者や若い奥さんのパワーに期待を新たにした貴重な時間でした。