みんなの活動:これまでの活動報告

平和のつどい「unseen-あんしぃん-」レッスン報告

2010年6月12日(土) さんぼんすぎセンターにて立ち稽古

2010.06.14

うれしそうですね。なぜ、でしょう

うれしそうですね。なぜでしょう

セリフを言う時は、ちょっと緊張した面持ち

セリフを言う時は、ちょっと緊張した面持ち

お休みの子の分は、おとなが代役

お休みの子の分は、
おとなが代役

2010年7月24日の本番を控え、子どもたちとは毎週土曜日、休みなく練習が続きます。これから、入梅入りして蒸し暑くなるでしょうし、学校行事などもあり、体力的にも大変です。2時間半の練習は集中力を要し、セリフは短くても、全員の動きを確認したり、何度もやり直したり。

「やりたい」という自主的な気持ちで集まった子どもたちでなければ、とても続かないでしょう。その点、やる気満々の子どもたち。早くも保護者の用意した衣装を身に付ける子もいて、演技の練習に余念がありません。

劇は、脚本に忠実に進めながらも、場面を想像しながら、細かいところを作りこんでいきます。誰がどの位置にいて、どんな間で話すのか。「これは、どんなシーンだと思う?」という演出の登坂倫子さんの問い掛けに、子どもたちは元気よく手を挙げて答えます。そうやって、場面の様子や登場人物の気持ちを確かめることで、演技が現実味を帯びてきます。平成の子どもたちは少しずつ昭和初期の子どもたちへと近づいてゆきます。

脚本に書かれていることは、登坂さんが丹念に事実を調べて書いたものです。学童疎開や戦争のことが新聞に取り上げられたことを頼りに、新聞社に頼んで、戦争体験者に話を聞かせてもらったりしたそうです。そのときに熱心に話をしてくださった中村まさとしさんをいう方が、当日も劇の一部に出てくださいます。

また、登坂さんが子どもの頃に聞いた歌を楽譜にしてくださって、みんなで練習。劇の中で子どもたちが歌うのです。「へいたいさんの おおかげです♪」短いので、すぐ覚えてしまったようです。

劇中で椅子になったり机になったり、丘になったり、さまざまに形を変えて使われる「はこ」も運び込まれ、今日は、仕上げのペンキ塗り。「はこ」の制作者に感謝。また、洋裁の得意な組合員が衣装制作を担当。練習の様子を見学してくれました。まさに手作りの舞台が出来上がろうとしています。

本番の1週間前の7月17日には、公開リハーサルを行います。本番間近でほぼ完成している演技を見ていただくことができます。場所は、いつも練習をしているさんぼんすぎセンター地下ホール。子どもたちは緊張するかもしれませんが、人前で演技をするという本番さながらの度胸試しにはもってこいでしょう。もしかすると、平成の子どもたちは「緊張」なんてないのかもしれませんが。

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