平和のつどい劇に出演する子どもたちが台本を読み合わせ
平和のつどい劇「表現者のびおとーぷ ~unseen(あんしぃん)~」
2010.04.19
カテゴリ 平和
台本を読み合わせ。 |
登坂さんから |
子どもたちは、第2次大戦の激化に伴って田舎に疎開する東京の子どもたちを演じます。
当日、劇の台本が配られると、役柄は決めずに全員で読み合わせをしました。初めて読むにもかかわらず、大きな声ではっきり読む子どもたち。掛け声は息を合わせて「いちに、いちに」と元気に。
台本読みの後、現代の子どもたちにとって分かりにくい戦争中の言葉や内容について話し合いました。「乾布摩擦って?」「裸になるの?」「『あざらし』はぬいぐるみを着るのですか?」「疎開先ではどんな食べ物を食べていたの?」などなど。話し合いの中から、台本への理解が深まっていきます。
レッスンの講師でもあり、この劇の脚本を書いた登坂倫子さんは、
「戦争が起こるのは、突き詰めれば資源の取り合いからです。これからの戦争は環境が引き金になるでしょう。劇は、そのことを観ている人に気付いてほしいと思って書いたのです」と話します。
最後に、登坂さんが北の海に流氷を見に行った時の写真を見て、氷の上で育つあざらしの赤ちゃんや温暖化によって減りつつある流氷のことを聞きました。
これから、ほぼ毎週土曜日がレッスンに当てられます。様子は引き続きホームページでご紹介していきます。
登坂倫子さんのブログUnseen Blogでもご覧いただけます(外部サイトにリンクします)