お預かりした募金で 子どもたちの幼稚園を再建 -緊急支援募金中間報告-
緊急支援募金中間報告
2010.02.24
カテゴリ 平和
募金の目録を渡す |
SVA関事務局長が被災状況を説明 |
現地の支援活動について語る |
村人が協力し合って |
完成した仮設住宅。 |
シカブ村の幼稚園。建物が |
壁のない建物で過ごす園児たち |
幼稚園の再建が始まりました |
2010年2月23日、社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)に、東都生協の中村紀子副理事長より、今回の緊急募金から2,864,320円分の募金の目録を贈呈しました。SVAはスマトラ島沖地震被災者支援活動として震災後、早い段階から被災地にスタッフを派遣し、被災者に直接支援物資を届けるなどの支援活動を行っています。
この日はSVAの関尚士事務局長と、緊急救援担当の白鳥孝太さんから、これまでの支援活動と今後の支援計画についての中間報告がありました。
SVAでは9月30日の震災直後から日本人スタッフを現地に派遣し情報収集を行い、10月上旬からは、インドネシア政府や国際救援団体などの支援が届かない地域での本格的な被災者支援活動を開始しました。
これまでに米、魚の缶詰、油、調味料などの食料を2,547世帯に届けた他、仮設住居建設に必要な工具や資機材を921世帯に提供し、建設支援も行っています。
また、現地協力団体と連携し、医薬品や生活衛生用品を被災地域住民に直接届けるなどの活動も行いました。これらの活動費用約1,400,000円に、東都生協の募金が役立てられる予定です。
これらの被災者支援活動が一段落した2010年1月からは、復興支援活動を開始し、被災した村での子どものメンタルケアを目的に、図書室の建築や絵本の提供などを行っています。
今回の地震で、シカブ村パラクピサン集落では、村の幼稚園の壁が全壊する被害にあいました。震災後、園児たちは緊急避難用のテントで授業を受けていましたが、室温が高く体調不良を訴える園児がでてテントが使えなくなったため、壁のない幼稚園の建物を使わざるを得ませんでした。
しかしSVAの働き掛けによって幼稚園の再建が決まり、東都生協の募金は、その建設費用にも役立てられる予定です。(建設費用、約1,400,000円 見込み)
完成は2010年3月末頃の予定です。
今後、復興支援活動がさらに進みましたら、詳細をあらためてご報告させていただきます。