みんなの活動:これまでの活動報告

「三陸牡鹿表浜魚つきの森」で2回目の記念植樹

石巻市で産直産地・メーカー、地域の皆さまと共に川と海を守る活動を推進

2009.11.02

中村副理事長が、北倉悦郎石巻副市長にクヌギの苗木を贈呈

中村副理事長が、北倉悦郎石巻副市長に
クヌギの苗木を贈呈

地元の小学生も頑張って植樹作業

地元の小学生も頑張って植樹作業

左から石巻市立鮎川小学校の生徒と菅原校長、㈱マルダイ長沼 長沼社長、東都生協 中村副理事長、宮城県漁協表浜支所運営委員会 木村委員長、東都生協 風間常務理事

左から石巻市立鮎川小学校の生徒と
菅原校長
㈱マルダイ長沼 長沼社長
東都生協 中村副理事長
宮城県漁協・表浜支所運営委員会
木村委員長、東都生協 風間常務理事

2009年10月29日、東都生協は、㈱マルダイ長沼、宮城県漁協表浜支所とで発足させた「三陸牡鹿表浜魚つきの森・植樹協議会」での2回目の植樹を行いました。

植樹作業に際しては同協議会メンバーの他に、石巻市役所の関係者、石巻立鮎川小学校の生徒さんなど、約120人もの参加者が集まり、大がかりな作業となりました。

本協議会は、植樹活動を通じて水産資源を守り、漁場や資源管理型漁業によって生産される生産物の利用促進を目的に、同年4月22日に発足したものです。

東都生協が組合員と生産者が一体となって進める「食の未来づくり運動」。この運動では、食とくらしに水産業を近づけ、水産物の供給を通じて漁業の今を組合員に伝え、日本の食料自給率向上を目指すことを掲げています。本協議会の活動も食の未来づくり運動の一環です。

開会に当たって東都生協・中村副理事長は、食と農を事業と運動の基軸とする東都生協の取り組みや北海道の産直産地との「枝幸魚つきの森 植樹協議会」の活動などを紹介し、今後も「日本の水産業を応援していく」と述べました。

宮城県漁協表浜支所の木村運営委員長からは「カキ相場の下落など厳しい経営状況にある中、若い漁業従事者が安心して漁業を継げる環境づくりを目指したい」との生産現場の思いが語られました。

続いて植樹作業。土の掘り起こしは想像以上に大変で、参加者たちは慣れない作業に戸惑いながらも、懸命に土を掘り起こしました。地元から参加した石巻立鮎川小学校の生徒の皆さんも、めいめいシャベルやスコップなどを手にして、汗をかきながら作業を進めました。

掘り起こしが終わったら、苗木を1本ずつ丁寧に苗を植えていきます。この日はクヌギ、ヤマザクラ、ナラの苗木など180本の樹木を植樹しました。今回は石巻市役所の関係者も参加し、文字通り地域と協力しながらの、意義のある記念植樹となりました。

今後の取り組みは、消費者と生産者による料理教室などの開催と併せて、水産物の普及、「浜の商品作り」などを予定しています。

東都生協・風間常務からは「本協議会発足の経緯や、水産業が抱える問題などを消費者に広報し、商品の利用を通じて生産者を支えてきたい」と抱負を語りました。