テロとの戦いは果てしなき世界戦争への道
機関誌 『東都生協だより』 2007年3月号より
2006.11.25
カテゴリ 平和
参加者は人権の大切さを実感 |
2006年11月25日、平和委員会主催で千代田区神保町区民館にて寺中誠さん(アムネスティ・インターナショナル日本事務局長)を招き、「世界の戦争と人権」をテーマに学習会が開催されました。(参加者:10人)
「テロとの戦い」の実態は、お互いの敵をテロリストと呼び、誰に対する戦争かが分からないまま、勝ち負けのつかない戦争が果てしなく続くということ。
米軍拷問マニュアルに基づいた拷問と虐待が世界中で行われていること。イラク戦争のような情報戦が現代の戦争の特徴で、都市部への攻撃は子どもと女性の多くが被害者となり、またアフリカなどの紛争地域では10代の子ども兵士が何十万人もいて、過酷な訓練と行軍により精神を破壊していくことなどを学びました。
日本でも、入管法改正や共謀罪など人権に関わる問題があります。人権の大切さを意識し、日本と世界の人権の侵害に対して声を出すことが大事だと感じた学習会でした。