みんなの活動:これまでの活動報告

子どもの気持ちになってみました

機関誌 『東都生協だより』 2006年9月号より

2006.07.06

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縄はなくても、
上手に飛べました

くらし委員会は2006年7月6日、渋谷区立消費者センターにて臨床心理士の浜田駒子さんを講師に、学習会「子どもの気持ちになってみる心理劇」を開催しました。

17人の参加者は、自分が呼ばれたい名前で自己紹介し、好きな花や、自由時間の使い方を尋ね合うことからはじめました。

続いて、「見えない縄」を使っての大縄跳びをしながら、目に見えるもの・見えないものを経験として学びました。

その後は3人のグループを作り、「子どもが言うことを聞かないとき」を想定し、子ども・母・父の役を割り当て、頭ごなしに叱る親と、何でも受容する親と、子どもの意見を聞きながら話し合う親の3つのパターンを演じてみました。

子ども役をした人の感想を聞くと、頭ごなしに叱るよりも会話をし、理解し合うことで解決に至るのではという考え方が導き出されました。


浜田さんの、「しつけとは、とある目標に向かっての、親と子どもの相互運動である」「勉強好きは、子どもが感動を覚え興味を持つことから生まれるのであって、親が強制するものではない」など、まとめに代えた講義を聞きました。

今回の参加者は、子育て真っ最中の人から子育てを終えた人まで、幅広い年齢層で、改めて家族との接し方を考える良い機会となり、小さいお子さんがいる人には特に、具体的なアドバイスになったようでした。