みんなの活動:これまでの活動報告

環境
「Love & Peace音符と遊ぼう♪ Ⅱ」を開催しました。

音楽やお話を通じて平和を想い考える企画になりました。

piano、cello、oboeによるピースコンサート


piano、cello、oboeによるピースコンサート


鎌倉幸子さんの平和の活動報告


鎌倉幸子さんの平和の活動報告


「平和」についてのトークセッション


「平和」についてのトークセッション


11月20日(土)世田谷区の烏山区民会館ホールにて、「Love & Peace音符とあそぼう♪Ⅱ」を開催しました。


世界で起こっている現状に目を向け国際的な視野で平和を考えることを目的に、「ピースコンサート」「平和の活動報告」「トークセッション」を行い、当日は107人の参加がありました。


開演は午後1時30分。キーボード奏者、アレンジャー、プロデューサーとして多方面で活躍されている井上鑑さんのピアノ、増本麻理さんのチェロ、tomocaさんのオーボエによるピースコンサートでは、多彩な楽曲が演奏され、平和を願いながら奏でられるアンサンブルの美しい音色に聴き入りました。


休憩を挟み、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)国内事業課長の鎌倉幸子さんによる活動報告では、カンボジアの過去と現状について知ることができました。映像を交えての鎌倉さんの報告は、ご自身の実際の体験も踏まえたとてもわかりやすいお話でした。


また、SVAが取り組んでいる「絵本を届ける運動」の報告もありました。これは子どもの図書がほとんど出版されていないカンボジア、ラオス、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、アフガニスタンへ絵本を送る活動で、日本で出版されている絵本に翻訳文を印刷したシールを貼り付けるという気軽に参加できる国際協力です。東都生協でもこの活動に参加し、組合員の皆さんに協力していただき、今年は100冊の絵本を送りました。


当日会場では「リサイクル・ブック・エイド」にも取り組みました。これは家庭で不要になった本やCD・DVD・ゲームソフトをお持ちいただき、これをBOOKOFFの査定を経て、教育支援活動の資金としてSVAへ寄付し、アジアにおける図書館運営や図書館員の育成、絵本出版などに活用するという取り組みです。一冊の本が、数千の子どもたちの学ぶ機会につながります。当日は計135点の本やCDなどが集まりました。


続いて行われたトークセッションでは、井上鑑さんと鎌倉幸子さんが、「平和」についてトークを交えました。井上さんの「知らないことは罪ではないが、知らないまま無神経に突き進むのは罪」、鎌倉さんの「未来はあると思えることが平和で、子どもたちの笑顔に未来はあると感じられた。」との言葉が印象的でした。トークセッションを通じ、平和であるために「知ることの大切さ」をあらためて考えました。


最後にもう一度演奏があり、音楽の素晴らしさ、平和の大切さを再確認しつつ、この企画を締めくくりました。「平和について考えるというのは日常ではなかなかできないことですが、音楽やお話を通じて世界を身近に感じることができました。」との参加者の感想に象徴されるような、平和を想い考える企画になりました。

世界にある現実を知り、考えること、関心を寄せること、各自が今できることを考え、実行していくことの大切さを感じる素敵な一日となりました。