みんなの活動:これまでの活動報告

食物アレルギー学習会をオンラインで開催

東都生協・アレルギー相談室の武内澄子さんが講演

2022.01.10

東都生協は2021年10月25日、講師にアレルギー相談室・武内澄子さんを招き、「知って納得! 正しい知識を学ぼう!」と題した食物アレルギー 学習会をオンラインで開催しました。(主催:商品委員会)

食物アレルギーと症状

食物アレルギーとは、身体が食べ物を異物と認識し、過剰に反応して有害な症状が起きる現象です。発症後、急激に腹痛の症状が現れることをアナフィラキシーといいます。

進行が早く、血圧の低下や意識障害を起こすアナフィラキシーショックは大変危険です。目を離さないように気を付け、すぐに救急車を呼び、適切に対処して救急車の到着を待ちます。

●アナフィラキシーが起きた時の対処方法

①寝かしたまま膝下を30cmほど高くして血液を心臓に戻す
②吐き気がある場合は、嘔吐による窒息防止のため顔と身体を横向きに。歩かせたり、おんぶや抱っこなど身体を起こすことは絶対にしないで、救急車を待ちます。

●アレルギーの最近の特徴

年齢別新規発症原因食品は、年齢が増すにつれ、魚卵や木の実、果物、甲殻類と増えています。1~2歳児の3番目に多い木の実は、ベビーマッサージで使うナッツのオイルが原因とのこと。

また、花粉症の方が生の果物を食べると、喉がかゆい、ヒリヒリするなどの症状が口腔咽頭に起きるアレルギーもあります。加熱すれば症状は出ません。

アレルギーを誘発する食品添加物は、着色料や虫歯予防剤などにも含まれているので注意が必要です。



参加者の感想より

・食物アレルギーについて、東都生協の取り組みが分かった
・年齢別発症の原因、特にベビーマッサージのアロマオイルのお話はとても参考になった
・アナフィラキシーについての説明が具体的で、理解が深まった



東都生協 アレルギー相談室は2023年7月12日を以って廃止しました。