みんなの活動:これまでの活動報告

東都生協・商品委員会でアレルギー学習会を開催

東都生協アレルギー相談室の武内澄子職員を講師に食物アレルギー対策について学習

2018.01.11

資料を使って分かりやすく説明

資料を使って分かりやすく説明

実際に食べて味もチェック

実際に食べて味もチェック

2017年10月5日、東都生協アレルギー相談室の武内澄子職員を講師に学習会を実施しました。

食物アレルギーとは、通常は体を守る免疫が食べ物を「異物」と認識して過剰に反応し、体に有害な症状を起こすことをいいます。原因は食物に含まれるタンパク質で、症状は年齢とともに変化します。

食物アレルギーの多くを占めるのは鶏卵と牛乳。

これらを食べられないことによるタンパク質不足は肉・乳製品・魚介類・大豆の摂取で解消でき、カルシウム不足は大豆・魚介類・海藻類・野菜類(アレルギーを起こさないアブラナ科の野菜、小松菜やチンゲン菜など)の摂取で解消できます。

花粉症の方で果物を摂取して口内がかゆくなる症状がある場合は、果物を加熱すると症状が出ずに食べられる場合があります。

その他、小麦由来成分を含む石けんの使用により小麦アレルギーが発症した事例、虫歯予防剤のリカルデント(CCP-ACP)を牛乳由来と知らずに歯科医が使ったことでアナフィラキシーショックを発症した事例や、微量でアレルギー症状を起こす牛乳から作るカゼインNaが加工食品に多用されることで、微量でもアナフィラキシーショックを発症する事例などを紹介し、注意を喚起しました。

最後に、アレルギーを考慮した商品「あわめん」を使った焼きそば、フレンズスイーツの「ガトーショコラ」「国産さつまいもと栗のタルト」などの試食。

「アレルギーの有無にかかわらずおいしい」「『お米で作ったしかくいパン』は小袋分けしてあり外出時に便利」と好評で、「アレルギーを考慮した商品は化学調味料不使用で体に優しい物が多い。今後取り入れたい」という感想もありました。

東都生協の商品案内では、毎月1回「アレルギーを考慮した商品」を取り扱っていますが、一部の商品はインターネット注文サイト「産直の東都生協.coop」に掲載している注文番号をOCR注文書に書くことで毎週注文も可能です。