みんなの活動:これまでの活動報告

直下型地震から家族を守る防災学習会を開催

東京災害ボランティアネットワーク・福田伸章さんが講演  

2015.05.26

自分のいのちは自分で守ろう

自分のいのちは自分で守ろう

「安心米」「美味しい鯖の味噌煮缶」「東都ミックスナッツ」などを試食

「安心米」
「美味しい鯖の味噌煮缶」
「東都ミックスナッツ」などを試食

東都生協は2015年2月21日、「直下型地震から家族を守るために」と題した防災学習会を開催。

東日本大震災から4年、今後30年間に震度6弱以上の地震の確率は60%~70%(政府・地震調査研究推進本部)といわれ、首都圏に直下型地震が起きた時の心構えは誰にとっても必要です。

大切な人や自分自身を守るために、防災・減災について日頃の備えを考え、効率的な防災食の備え「ローリングストック」を学び、防災食の試食も行いました。

講師の東京災害ボランティアネットワーク(※)・福田伸章さんの講演は、東日本大震災直後に支援に入られた経験や、20年前の阪神大震災など幅広いデータと実例に基づいた分かりやすいお話でした。

「自宅にいる時に地震災害が起こってしまったら、その直後どのような行動をとりますか?」という質問に、参加者から「火を消す」「出口を確保する」などさまざまな答えがありました。しかし、「まず頭も守る」が大切と阪神・淡路大震災の地震直後の写真を事例にしながら説明されました。寝室には懐中電灯・ホイッスル(救援を呼ぶため)・厚底スリッパ(足元が危険なため)を最低限備えておくとよいそうです。

福田伸章さんがいちばん強くおっしゃっていたことが「災害時は誰かに助けてもらうのではなく、動ける自分たちは助ける立場にならなければならない」ということ。

参加者の感想から「自分のいのちは自分で守ろう」「自分たちのまちは必ず自分たちで守ろう」と強く意識付けされたことが伺えました。くらしを守るためには、災害への備えは常にアンテナを張って情報をキャッチしましょう。

※東京災害ボランティアネットワーク:
阪神・淡路大震災を契機に設立され、東日本大震災・台風第26号伊豆大島土石流災害など現地で支援。首都圏の大災害への具体的な対応を検討し、住民の防災意識を高める活動を実施しています。