みんなの活動:これまでの活動報告

TPP交渉からの撤退を求める活動を展開しています!

組合員のいのちとくらしを守り、日本の農業を守る立場から、産直産地と共にTPP参加には断固反対

2014.01.07

池田京子副理事長から主催者あいさつ

池田京子副理事長から主催者あいさつ

TPP即時撤退を訴える東京大学・鈴木宣弘教授

TPP即時撤退を訴える東京大学
・鈴木宣弘教授

東都生協組合員・生産者・役職員が参加

東都生協組合員・生産者・役職員が参加

シンポジウムのパネラー

シンポジウムのパネラー

舞台には生産者や消費者、医療、政党代表が

舞台には生産者や消費者、
医療、政党代表が

北海道から西日本まで各地から集まった参加者

北海道から西日本まで
各地から集まった参加者

銀座の街にアピールする東都生協組合員・役職員

銀座の街にアピールする
東都生協組合員・役職員

東都生協(コープ)は、組合員のいのちとくらしを守り、国内農業の維持・発展を推進する立場から、産直産地と協力してTPP(環太平洋経済連携協定)参加に反対する取り組みを進めています。この間の取り組みをご紹介します。

「TPP交渉から撤退を求める請願署名」
2013年11月11日~30日「TPP交渉から撤退を求める請願署名」活動に取り組みました。

シンポジウム「TPPと私たちのくらし」を開催
2013年12月7日、四谷のプラザエフで、シンポジウム「TPPと私たちのくらし」を開催しました。(主催:東都生協・食糧の生産と消費を結ぶ研究会、後援:東都生協産直生産者団体協議会)。

はじめに鈴木宣弘氏(TPP交渉からの即時撤退を求める大学教員の会・東京大学大学院教授)が基調報告。

「人々のいのち、健康、くらしを犠牲にしても短期的なもうけを優先する、ごく一握りの企業の利益と結びついた一部の政治家、一部の官僚、一部のマスコミ、一部の研究者が、国民の大多数を欺いて、TPPやそれと表裏一体の規制改革、国家戦略特区などを推進している」と指摘。

「これ以上、"一握りの人々の利益さえ伸びれば、あとは顧みない"政治が強化されたら、日本が伝統的に大切にしてきた助け合い、支え合う安全・安心な社会は、さらに崩壊していく」として、TPPと併せて、一連の政治的な動きに対して強い危機感を示しました。

また、住江憲勇氏(全国保険医団体連合会会長)は、TPP導入により「各国の独自の食品や医薬品の安全規制を設けることが困難になる」「医療で利益と配当を認める営利病院経営が可能となり、公的医療制度が崩壊へとつながる」
と語り、戦後作り上げてきた日本の優れた医療や健康保険制度が狙われていることに警告を発しました。

続いて、中野和子氏(TPPに反対する弁護士ネットワーク事務局長)は、「弁護士の中でもいろいろ利害関係があり、TPP問題で反対の立場に立っていない人も少なくはない」と前置きをした上で、企業や投資家が政府を訴える可能性があるISD条項の危険性について強調しました。

参加者からは、もっと反対の活動を強めてほしい。そのために何をどうすればよいのか、といった声も上がっていました。

「これでいいのか?! TPP 12・8大行動」
2013年12月8日、日比谷野外音楽堂で、東都生協も賛同団体として参加した「これでいいのか?! TPP 12・8大行動」が開催されました。集会には全国から、生協、市民団体、個人、労働組合、農業団体、医療団体など約2,700人が参加。東都生協からも、組合員、役職員など15人が参加しました。

午後0時40分からは、「農民バンド」による演奏など文化イベントの後、主催者を代表して、主婦連合会会長のあいさつ、来賓の農協中央会からの連帯のあいさつ、政党代表者によるあいさつなどが続きました。その後、被災地宮城県をはじめ、長野県の村長、看護師、労働組合、弁護士などのリレートークが行われました。

最後に、集会アピールとして、
1.「初めに妥協ありき」の姿勢ではなく、自民党の選挙公約、衆参農林水産委員会の決議を厳守し、(中略)交渉参加国の(中略)多様性を互いに尊重し合う立場で臨むこと

2.日本の聖域とする重要農林水産品や国民皆保険制度、食の安全とくらしを守るための規制や基準を守れないようならTPP交渉から毅然と撤退すること

を確認し、集会は終了しました。

その後、デモ行進を行い、日曜の午後に銀座の街に繰り出した市民に対して、「TPPへの参加反対」をアピールしました。