みんなの活動:これまでの活動報告

福島県生産者の前向きな姿勢に安心

食の安全・安心推進グループの「でんでん倶楽部」(福島県須賀川)の視察報告

2011.10.10

でんでん倶楽部のなし園。12種類を栽培

でんでん倶楽部のなし園。12種類を栽培

堆肥からこだわったきゅうり栽培を視察

堆肥からこだわったきゅうり栽培を視察

2011年8月5日、食の安全・安心推進グループのメンバー7人は、福島県須賀川の「でんでん倶楽部」を視察しました。

エコファーマー鈴木三代治さんのなし園では、ほどよく草を生やし微生物がいる土壌で、6月から12月までに12種類ものなしを栽培します。害虫やカラスの被害、カビなどから木を守るため、毎日の気配りが欠かせません。

きゅうりのハウス栽培を手がける鈴木富雄さんの所では、きゅうり苗を見学。堆肥はなめこの菌床・もみがら・海藻などを発酵させたものを用い、木酢液や米ぬかなどで虫や病気を防ぐ工夫をしていました。

また、ミニきゅうりを生産している岩崎隆さんは、太陽をたくさん浴びた露地もののおいしさを追求。昼食時に食べたミニきゅうりは、パリッとした食感で何本でも食べられそうでした。

でんでん倶楽部の生産物を取り扱う㈱ジェイラップでは、栽培に使う水や農作物の放射線を測定しています。伊藤俊彦代表は「私の孫に食べさせられないものは出荷しない」ときっぱり。

福島の生産者を心配していた参加者は、生産者の前向きな姿に安心し、「作る責任があるなら、食べる責任もある」という思いを強くしました。