宮城県牡鹿半島・表浜で炊き出し支援を実施
現地に元気を届ける・炊き出し交流報告
第1回炊き出し交流のメンバー |
現地の人と一緒に炊き出し準備 |
おいしい食事と一緒に"元気"をお届け |
午後1時過ぎに全て無くなり、終了 |
募金を活用して、靴下をお届けしました |
漁港は地盤沈下し、 |
宮城県漁協表浜支所。 |
㈱マルダイ長沼は全壊。 |
東都生協(コープ)は2009年、宮城県の牡鹿半島・表浜にある取引先、宮城県漁協表浜支所、㈱マルダイ長沼との三者で「三陸魚つきの森・植樹協議会」を設立しましたが、これら2社は、今回の東日本大震災で甚大な被害を受けました。
東都生協では2011年6月15日、宮城県漁協・表浜支所の事務所がある石巻市小渕浜地区で、炊き出し交流を実施しました。
◇ 新鮮な野菜が好評 ◇
今回参加したのは、東都生協組合員・役職員6人と、東都生協の取引先、㈱コープミート千葉と(有)匝瑳ジーピーセンターの5人。炊き出し場所は、小渕浜地区災害対策本部前、コンビニエンスストアの駐車場をお借りして設置しました。
小渕浜地区は、避難所に指定されていた公民館が流されたため、被災者は高台に残った民家や民宿を避難所として共同生活を送っています。
今回のメニューは①豚肉の蒲焼丼か鶏肉の照焼丼、またはダブル丼 ②サラダ ③かたくちいわしのごま酢漬け ④お茶 ⑤冷やしきゅうり&トマト――からなる約400食を用意。また、生たまご、ゆでたまご、たまごスープ、充填豆腐なども持参しました。
仙台に前泊した炊き出しチームは、午前9時に会場に到着、準備を始めました。マルダイ長沼や漁協の方にも手伝っていただき、正午前からオープン。皆さん次々に会場に来てくださり、その場で食べたり、家族や一緒に暮らしている人の分を抱えて帰っていったり...。
午後1時過ぎには用意した食材が全て無くなり、終了しました。
現地の皆さんからは、
「今までにない盛大な賑わいだった。」
「丼物がおいしかった。久しぶりに肉を食べた。」
「かたくちいわしのごま酢漬けがおいしい。魚が食べたかったから、うれしい。」
「ミニトマトが、すっごくおいしい!! 生野菜がうれしい。」
など、うれしい感想をいただきました。
◇ 併せて支援物資をお届けしました ◇
現地より、夏の気温上昇に向け「夏物衣類が不足している」との支援要請がありました。
今回、夏物靴下1,000足を持参し、漁協組合員と家族、㈱マルダイ長沼従業員など地域住民の方にお届けしました。
なお、5月には、半袖Tシャツ1,000枚をお届けしています。
今後、東都生協では炊き出し食材や支援物資の提供など、組合員の皆さんからお預かりしている東日本大震災支援募金も活用しながら、支援活動に継続して取り組んでいきます。