みんなの活動:これまでの活動報告

2010年北里八雲牛を知る 体験・交流ツアー㏌北海道を開催しました

2010年北里八雲牛を知る 体験・交流ツアー㏌北海道の報告

2011.05.24

2011年9月18日(土)~20日(月)、14人の組合員とその家族が、東都生協が供給する自給飼料100%の「北里八雲牛」の故郷、北里大学獣医学部附属フィールドサイエンスセンター八雲牧場を訪問しました。

約300頭の牛が放牧されている広さ約350ヘクタール(東京ドーム75個分)の広大な牧場での体験・学習を通して「牛にも人にも地球にもやさしい畜産」の取り組みや「北里八雲牛」への理解を深めました。

<主な内容>
牧場を散策しながら学習(牧場での環境対策の話、電気牧柵の話、肥料の話など)、ソーセージ・ピザ作り(昼食)、牧場ラリー(牧場をコースに従ってクイズを解きながら歩き、牧場での取り組みを学習)、 牛の精子と卵子の観察、夕食懇親会・キャンプファイヤー、牧場ラリークイズ結果発表など。

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<参加者の声やイラスト(抜粋)>


「八雲牛がどれだけ安全な食肉であるか。これは実際に産地を訪れないと分からなかったことが、たくさんありました。八雲牛が牧草地の生草を食べて(秋も牧場で夏に刈り取った牧草を食べて)育つこと。八雲牧場では牛が放牧されているので、牛舎に牛がいないこと。肥料は完熟堆肥で(だから牧場もくさくなく、草の匂いがする)、完全循環型牧場であること。そして何よりも驚いたことは、生後6か月間は母牛と子牛が一緒に過ごすということです。子牛が母牛に寄り添って草を食む姿は何とも愛らしく心温まる光景でした。『今見えているところは全て八雲牧場です。350ヘクタール東京ドーム18個分...』という説明通り、とにかく広く美しい牧場でした。八雲牧場の取り組みは、消費者にとっても理想的な牧場ですが、肉の価格は若干高め(産地訪問をしてからは高いと思わないが)なので、このような肉の普及には、消費者の理解も重要だと思います。今回の産地で見学したことを周囲に伝え、八雲牧場のサポーターになれたらよいなと思いました」

「牧場ラリーでは、牧場内の散策で良い空気に囲まれ、精神的にもリフレッシュできました。大自然の中では普段の生活の悩みなど小さなものだと感じました。子どもたちも宝探しや昆虫採集と、家に居る時はカナブンでさえ怖がっているのに、バッタやコオロギを自分で捕まえる気になれたのは、環境のなせる技だと思います。キャンプファイヤーも子どもも親も初めての体験でした。火を囲んでいると気持ちが落ち着くのは、なぜなのだろうと不思議だったのですが、皆いつまでもその場から離れようとしなかったので、周りの方々もきっと同じ気持ちだったのではないでしょうか。
また、一番有難かったのは、食物連鎖を身をもって理解する事ができたことです。分かっているつもりでも、頭で想像するよりも、実際に目で見て理解する方が身に付きますね。子どもたちに説明するのは難しいのですが、体験してもらえたことが貴重な財産だと思います」

「子どもたちを飛行機に乗せること、北海道へ行く事が最初の動機でした。ところが実際は、広大な牧場に感動し『牛本来の能力を最大限に生かす』というお話に共感した3日間でした。ストレスのない牛がうらやましく、そしてそれがおいしいお肉になるというお話もうなずけました。自然の循環を生かした自給飼料100%の手間と費用のかかる大変さを感じ、それに取り組む姿勢に今後少しでも協力できたらなと思いました」

「見渡す限りの緑の大地、おいしい空気、ゆったりと流れる時間、都会から抜け出し、心の洗濯ができた3日間でした。280頭の牛がどこにいるのだろう?と信じられないぐらいの広大な牧場で、ゆったりと生活している牛たち、優しい目がとても幸せそうでした。牛の見学をしていたはずが、逆に牛たちから私たちが観察をされ、何とも不思議な気持ち...ここでは、牛が主役で暮らしているのだな~と感じました。飼料も輸入ものを一切使わず、除草剤や抗生物質の投与もなく、自然の牧草のみで飼育できるというやり方に半信半疑でしたが『目からうろこ』自分の目で確かめて納得、感激しました」

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