みんなの活動:これまでの活動報告

2006年6月のNO₂の測定結果

機関誌 『東都生協だより』 2006年9月号より

2006.06.02

東都生協(コープ)では、組合員が空気中の二酸化窒素(NO₂)測定活動に取り組んでいます。

年に2回、同じ場所で測定をし、空気の汚れを知ることで、きれいな空気を取り戻すにはどうすればよいか考えるきっかけにしていただくことなどを目的としています。

2006年6月1日(木)午後6時〜6月2日(金)午後6時の24時間、簡易カプセルでNO₂測定を行いました。その結果をご報告します。


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▲地図をクリックするとPDFが開きます。

■2006年6月の測定結果は以下の通りでした。

測定日時:2006年6月1日(木)午後6時〜6月2日(金)午後6時
配付数:912個
回収数:613個
有効カプセル数:573個
回収率:67.2%
※環境省が定めたNO₂の基準値は「0.04〜0.06ppmのゾーン、またはそれ以下であること」とされています。

人の健康に悪影響を与える汚染物質として、イオウ酸化物(SOx)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素、浮遊粒子状物質(SPM、PM2.5)などが知られています。これらの汚染物質は主に自動車から出る排気ガスが原因です。

東都生協は、組合員が身近な所の空気の汚れを実際に測って確かめ、きれいな空気を取り戻すにはどうすれば良いかを考えていただくことなどを目的に、1988年から二酸化窒素(NO₂)測定活動を実施しています。

測定結果は「大気汚染測定運動東京連絡会」に提供。同連絡会では、生協の他さまざまな団体から集めた測定結果を基に、大気汚染の改善を求めて運動を展開しています。毎回の地道な測定活動の積み重ねが、こうした大きな運動を支えています。