みんなの活動:これまでの活動報告

講演会「食品表示のからくりを見抜く」

食品表示アドバイザー・垣田達哉氏を講師に、食の安全・安心について学習

2005.09.08

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「かしこい消費者に!」と垣田氏

東都生協のくらし委員会は2005年9月8日、東京都消費生活総合センターにて食品表示アドバイザーの垣田達哉氏を講師に迎え「食品表示のカラクリを見抜く! ~食の安全・安心のために知っておきたいこと~」と題した学習会を開催し、組合員28人が参加しました。

初めに垣田氏は、米国産牛肉輸入再開や消えた北朝鮮産あさりなど食の安全を巡る事件について言及。偽装は安全を脅かすということを改めて学習しました。

「安全と安心の違い」や「国産野菜は本当に安全か?」など、垣田氏は問題を投げ掛け、改めて東都生協の農産物は生産者や履歴がはっきり分かっているので安心して利用ができることを確認しました。

「農産物(商品全般)に対して確認業務を怠ることは安全・安心から逸脱してしまう」と垣田氏は警告。他にも「正体が分かりにくい水産物」「偽装が分からない畜産物」「名は体を表さない加工食品」の実態を明らかにしました。

最後に「消費者として、これからは何を信じどうしたらよいのか」、垣田氏は3点の対応策を示しました。



◎情報よりも自分の味覚を信じる ―― 消費者は情報を食べていること
◎表示はあくまで参考に、産地やブランドにこだわらず、自分の五感を信じること
◎店の人やメーカーに何でも聞いてみること、良い店・良い商品を選ぶこと


参加者からは「コマーシャルに流されない消費者にならなければ」「これからは表示をしっかり見ます」「東都生協の商品検査室の有り難さがよく分かりました」など数多くの感想が出されました。