齋藤嘉璋さんを講師に「生協の歴史から戦争と平和を学ぶ学習会」を開催
生協がなぜ平和活動に取り組むのか、学びました
2016.09.20
カテゴリ 平和
齋藤嘉璋講師 |
学習会の様子 |
参加者からは質問も |
齋藤さんは、自らが執筆したブックレット「生協の歴史から戦争と平和を学ぶ」(2016年4月東都生協発行)の内容に沿って講演しました。
日本では1879年(明治12年)、初めて生協が誕生します。イギリスのロッチデール先駆者協同組合に学び設立されましたが、日清戦争の開戦とともに労働組合や農民などの運動を規制する「治安警察法」が制定され、生協は解散に追い込まれます。
齋藤さんは、こうした明治、大正、昭和の時代背景の中で翻弄された生協の歴史とそれに携わった人々について解説しました。
また戦時中は、ものが自由に言える時代ではなかった上、女性の地位も低く、女性だけで集まることさえ禁止されていた時代でもあったと説明。
今回の講演では、単に戦争体験といった視点からではなく、生協がその時代、時代でどのような平和運動を進めてきたかについて、分かりやすく解説いただきました。
参加者からは、「生協がなぜ平和活動をしているのか、きちんと理解できた」「平和活動を進めていく上での指針となった」といった感想が寄せられました。
講演の後は、東都生協の古くからの定番商品「八千代牛乳」「国産丸大豆しょうゆ」「東都もめん豆腐」「東都たまごプリン」の試食も行い、東都生協の歴史にも少しだけ触れました。
"平和なくして生協なし"、平和あってこその生協を実感した一日となりました。