みんなの活動:これまでの活動報告

東都生協からナガサキ平和代表団を派遣

被爆者やナガサキの想いを共有し、平和を次世代につなげます

2016.09.20

組合員が折った千羽鶴を手向ける

組合員が折った千羽鶴を手向ける

ガイドの説明を聴きながら碑をめぐる

ガイドの説明を聴きながら碑をめぐる

日本生協連の虹のひろば」

日本生協連の虹のひろば

東都生協では、日本生活協同組合連合会主催の「2016ピースアクションinナガサキ」(2016年8月7日~9日)に今年も平和代表団を派遣して参加しました。全国から43生協、850人の参加があり、東都生協からは子ども1人を含む4人が参加。

1日目は長崎到着後、被爆者の方からご自身の被爆体験のお話を伺いました。被爆者の方も高齢化し、被爆体験を直接聴くことができる貴重な時間となりました。

2日目は、生協平和のまち歩きと日本生協連主催の「虹のひろば」に参加。
歩きでは、山王神社周辺をボランティアガイドの説明を聞きながらめぐりました。今も残る原爆の爪痕、原爆の熱線や爆風のすさまじさを感じました。

「虹のひろば」では、長崎市長から「広島・長崎の2つの市だけの話ではなく、全国の皆さんと核兵器をなくす想い、行動を共有していきたい」というメッセージがありました。

続いて、被爆者の手記の朗読や、被爆二世として継承活動を行っている長崎原爆被災者協議会の活動報告、高校生1万人署名活動実行委員会による「高校生平和大使」の取り組みなどが紹介されました。

3日目は長崎市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に参加しました。

参加者からは、
「中学2年生の孫と2人で参加しました。原爆資料館を見せたかったし、被爆者の話を直接聞かせたかった」
「被爆者のお話の中で最も心に残ったのは『お母さんの優しい手、お父さんの温かいまなざし、友達との会話、好きな人の笑顔...その全てを奪い去ってしまうのが戦争です』という言葉です。これを聞いたときに私は初めて鮮明に戦争の残酷さを思い知りました」との声が寄せられました。

参加者は、原爆の実相を学ぶとともに戦争の悲惨さを肌で感じ、平和への思いを新たにしました。

今回のナガサキ平和代表団の派遣には、組合員からお預かりした平和募金を活用させていただきました。東都生協は、安心して暮らせる平和な世界を次世代に引き継いていくため、これからもさまざまな活動に取り組んでいきます。