耕地面積も生産者も減少する日本の農業の現状
輸入にたよる食卓と輸入してまですてられる食品
畜産の視点から見た輸入に依存する食料の生産
生鮮食品の消費量が減少し栄養バランスが変化

畜産の視点から見た輸入に依存する食料の生産

肉や卵、牛乳などは、その飼料のほとんどを輸入に頼っています。そして、畜産物については国内で育てられていても、輸入した飼料を使って生産された分は、カロリーベースの食料自給率には算入されません。ですから、国産の肉を選んでも、輸入されるエサを使ったカロリーの分(つまりあなたに代わって家畜が食べた分)だけ、食料自給率のポイントは下がってしまいます。

畜産物1kgの生産に要する穀物量(とうもろこし換算による試算)

資料:農林水産省「食料・農業・農村に関する参考資料集」注)部分肉ベース

畜種別の飼料自給率

資料:農林水産省「平成17年度食料自給率レポート」