耕地面積も生産者も減少する日本の農業の現状
輸入にたよる食卓と輸入してまですてられる食品
畜産の視点から見た輸入に依存する食料の生産
生鮮食品の消費量が減少し栄養バランスが変化

輸入にたよる食卓と輸入してまですてられる食品

国内でまかなえるのは必要なエネルギー(カロリー)の40%。これほどまでに食料自給率が低下した原因の一つに私たちの食生活の変化がいわれています(自給率の高い米の消費が減り、輸入に頼る肉類や油脂類の消費が増加)。
一方、そんな食料を無駄にしているとの統計も・・・。私たちの食生活を見直すことも必要ですね。

品目別の自給率(重量ベース)

資料:「食料需給表」より2005年度の数値

食品の廃棄や食べ残しの食品ロス(世帯食)

農林水産省の食品ロス統計調査(世帯調査)によると2005年度の世帯における食品ロス率は4.0%となっています。1日1人当たりの食品使用料は1,167gですから、食品ロスは47.3gということになります。

食卓に出した料理を食べ残した理由

(複数回答)

資料:農林水産省「平成17年度食品ロス統計調査」

食品ロス理由構成比

※「世帯食」とは、家庭で調理・食事したもので、外食・給食等を除いたもの
※「食品ロス」とは、食品の破棄や食べ残されたもの
※「食品ロス率(%)」=食品ロス量/食品使用量x100
※「直接破棄」とは、賞味期限切れ等で食事において料理・食品として提供されずに破棄したもの
※「過剰除去」とは、大根の皮むき、食肉の可食部分と判断される脂肪の除去等