公開監査

公開監査レポート

商品を確かめる取り組み「安心」が「確信」になる公開監査をすすめています

(農)山形南陽のんのん倶楽部

2003年2月18日

「安心」が「確信」になる、公開監査
地域トップレベルをめざす のんのん倶楽部

 2003年2月18日に、さくらんぼや洋梨でおなじみの山形南陽のんのん倶楽部(以下、のんのん倶楽部)において、約80人が見守る中、公開監査が行われました。東都生協からは組合員代表6人(うち3人は監査人)が参加し、地域トップレベルをめざす取り組みが確認されたと同時に、監査人からは、よりレベルアップを図るための課題が指摘されました。

公開監査では、産地の代表と監査人が前で監査を行います。

監査人による入念な事前検査

 公開監査の前日、8人の監査人(専門家2人、他の産地から2人、東都生協組合員3人、同じく職員1人)は、のんのん倶楽部の集荷場(生産者からの農産物を集め、品目によってはパックをし、検品の後、出荷先に振り分ける所)で、集荷から出荷までの流れについて説明を受けました。そして2人の生産者の畑に行き、栽培状況の聞き取りや倉庫における農薬の保管状況を確認しました。
最後に、11月に行われた専門家による事前監査結果を踏まえて、組織のきまりや生産者の栽培管理、出荷管理などが確認できる各種文書を閲覧し、必要に応じて聞き取りを行いました。

公開監査前日に、監査人は畑の確認と生産者からの聞き取りを行いました。

約束通りの生産と分別流通が確認されました。

 公開監査では、前日の事前監査を踏まえて、監査人による産地への質疑が行われました。その結果、東都生協との約束通りの生産がされていることや、生産されたものが他からの混入がなく間違いなく東都生協に届いていることが確認されましたが、より信頼を増すために、記録の改善などについて指摘がありました。

監査人は文書類の確認と聞き取りも行いました。

農薬管理は一層、厳格に

 昨年の無登録農薬問題に対して、適切な対応がされていることが確認できました。いち早く、生産者の農薬管理状況を調査すると同時に、「農薬管理に関する申し合わせ」を交わし、生産者に対してより厳格な農薬管理を求めていることが明らかになりました。

夢が広がる協同圃場

 エコプランアクションプログラムに関しては、化学肥料や農薬の使用を減らす取り組みや、高い品質をめざす姿勢などが評価されましたが、新規作物の試験栽培のための共同圃場の開設が特徴的です。将来は消費者との交流の場にも活用されるとのことなので、とても楽しみです。

公開監査では、参加者も文書類を 閲覧し産地の取り組みを確認できます。

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