「東都生協50周年感謝祭 Tohto Week」第2弾に5千人が来場

~未来へつなぐ~ これからの食料と農業、くらしを考える
2024.03.22

2024年2月27日~3月2日、東都生協は50周年感謝祭として第2回「Tohto Week」をJA東京南新宿ビルで開催し、前回を上回る約5千人が来場しました。
組合員と生産者が感謝を伝え合い、交流を通じて食のバトンを未来につなぐことを目的に、今回は「~未来へつなぐ~ これからの食料と農業、くらしを考える」をテーマに、若い世代が集まるさまざまな企画を開催しました。

「新時代ぶっちゃけトーク」で若手生産者と消費者が意見交換

50周年の節目に、東都生協の食を支える若手の生産者と消費者が共にこれからのくらし、食と農の未来を語り合う「新時代ぶっちゃけトーク」を開催。
新時代ぶっちゃけトークには、パネリストとして(農)埼玉産直センター百年トマト部会・茂木太資氏、JAやさと有機栽培部会・渡邉拓海氏、(有)山梨フルーツライン・加藤達也氏、(農)多古町旬の味産直センター・下田響輝氏の4人が登壇。東京農工大学農学研究院講師で「食糧の生産と消費を結ぶ研究会」幹事長の大倉茂氏がコーディネーターを務めました。
テーマは「今の農業・地域の環境、自分の農業経営をどう見ている」「自分が考えるセンスある農業って? どんな農業、どうしたい? どうなりたい?」の2項目を設定。
若手生産者からは農業を「大変なイメージ」ではなく「作物を育てる」職業として捉えること、今後の食と農への思い、東都生協への期待などについて、それぞれ発言。最後に東都生協の風間理事長がまとめました。

(以下、左から)東京農工大学・大倉氏
東都生協・風間理事長

(農)埼玉産直センター・茂木氏
JAやさと・渡邉氏

(農)多古町旬の味産直センター・下田氏
(有)山梨フルーツライン・加藤氏

産直・国産品を集めた”おいしいものマーケット”で食料自給率向上をアピール

会場1階のJA東京アグリパークに開設された若手生産者による”おいしいものマーケット”では、東都生協プライベートブランド「わたしのこだわり」「東都ナチュラル」商品や旬の産直野菜・果物、ロングセラー商品「天然八千代牛乳」「産直たまご」などを販売。50周年開発商品「河内晩柑やわらかドライフルーツ(熊本県産)」も販売しました。
今回は「産地の直売所がやってキター!」として、全国の産直産地から8団体が出展。産直・国産商品の販売を通じて食料自給率向上をアピールしました。
2月27日はJAやさと(野菜・果物・米・たまご)、2月28日は(農)埼玉産直センター(いちご・野菜)、㈱マルタ(野菜・いちご)、(農)ながさき南部生産組合(いちご・野菜)、2月29日は紀ノ川農協(かんきつ)、(農)船橋農産物供給センター(野菜)、3月1日は(農)多古町旬の味産直センター(野菜)、3月2日は(農)房総食料センターがこだわりの産直農産物を販売しながら消費者と交流しました。
各産地は親子で楽しめる企画を実施し、長蛇の列ができるにぎわいとなりました。お楽しみ抽選会も毎日実施しました。

詰め放題企画(みかん・にんじん・さつまいもなど)

  • (農)ながさき南部生産組合:ミニトマト詰め放題
  • 紀ノ川農協:かんきつ・キウイフルーツ詰め放題
  • (農)船橋農産物供給センター:にんじん詰め放題
  • (農)多古町旬の味産直センター:焼きいもの試食
  • (農)房総食料センター:にんじん・さつまいも詰め放題、ふかしいもの試食

生産者からは「産地を応援しているといった声を直接聞けたのは励みになった。開催場所も駅近で良かった。別会場での試食・学習会後の流れで、販売コーナーに足を運んでもらえたのも良かった」「組合員とも交流でき、有意義な時間となった」との声が寄せられました。

(農)房総食料センター様

(農)多古町旬の味産直センター様

(農)船橋農産物供給センター様

JAやさと様

(農)ながさき南部生産組合様

お楽しみ抽選会

紀ノ川農協様

(農)埼玉産直センター様

バナナカフェ

試飲・試食コーナー

生産者と交流できる試飲・試食コーナーも設置。交流訪問や講習会などでいつもご協力いただいている千葉北部酪農農業協同組合、小川珈琲㈱、21世紀コーヒー㈱から担当者をお招きしたほか、とーと会「ばなな・くらぶ」からはチョコバナナの提供もあり、生産者と組合員が交流しました。

千葉北部酪農農業協同組合様

小川珈琲㈱様

21世紀コーヒー㈱様

利きいちご、かんきつの食べ比べで組合員と交流

2月28日には利きいちご、2月29日にはかんきつの食べ比べを通じて、生産者・組合員が交流。組合員の子どもや家族など約100人が参加しました。

あなたは違いがわかる?「利きいちご」に挑戦!

産直産地の生産者が育てた「いちご」。一見同じように見えますが、味にそれぞれ違いがあり、品種の特徴も知って、食べられる、またとないチャンスとなりました。

《参加者の声》

  • 生産者のお話が聞けてとても助かった。天候のことなど農家さんの大変さが良く分かる。東都生協の果物はとてもおいしいのでうれしい
  • 説明が分かりやすく、とても楽しかった。これからいちごを選ぶ時の参考にさせていただきます!
  • たくさんの品種をおいしくいただきました。とてもおいしかった&楽しかった!

かんきつ食べ比べ! あなたのお気に入りを見つけてみませんか?

品種の特徴も知って、いろいろな品種が同時に食べられるまたとない機会となりました。組合員からは東都生協の旬の果物の試食を通じて、おいしかったとの声をいただきました。

《参加者の声》

  • たくさん種類があって、味や違いが良く分からないかんきつ類を7種類も食べ比べすることができて、今後の購入の参考になった
  • 皮が黄色や緑色のかんきつは味が予測できず、注文できずにいましたが、食べ比べができたことで、いろんなかんきつにチャレンジしてみたいと感じました

トイレ学習会

3月1日には、東都生協50周年実行委員会と「東日本大震災3.11を忘れない~東都生協災害ボランティア」の共催で「~災害時のトイレは大丈夫?~トイレ学習会『トイレについて考えよう!』」を開催。特定非営利活動法人日本トイレ研究所の松本彰人氏を講師に、災害時のトイレについて学びました。
災害が発生するとトイレは普段通りには使えなくなりますが、人は普段と変わりなくトイレに行きたくなります。トイレを我慢することはできないため、災害用のトイレを準備しておくことがとても大切だということを学びました。
参加者からの質疑応答も活発で、参加者アンケートでも「分かりやすかった」「しっかり備えようと思った」などとても有意義な学習会となりました。

講師の松本彰人氏
(特定非営利活動法人日本トイレ研究所)

家庭用品見本市

商品案内「Sanbonsugi(さんぼんすぎ)」などに掲載されている家庭用品メーカーが出展。普段見たり、触れたりすることができない衣料品、化粧品、洗浄剤、ティッシュペーパーなどを展示し、多くの組合員でにぎわいました。

㈱エーアンドティー様

(有)生活アートクラブ様

トップ産業㈱様

アズマ工業㈱様

伸栄商事㈱

丸富製紙㈱

ファミリー・サービス・エイコー㈱

㈱スクロール様

㈱甲斐様

出展メーカー

  • 丸富製紙㈱(東都もーもーロール、東都もーもーティシュほか)
  • 伸栄商事㈱(薬用エルベナソープ、化粧品ほか)
  • アズマ工業㈱(ふんわりワイパーシート、清掃用品ほか)
  • ファミリー・サービス・エイコー㈱(浄水器、歯ブラシほか)
  • トップ産業㈱(つけおき洗剤ドライニング、洗剤、消耗品ほか)
  • ㈱甲斐(東都オリジナル敷カバー、寝具用品)
  • ㈱エーアンドティー(パックナチュロンシャンプー・ハンドソープ、洗浄剤)
  • ㈱タケイ(マイルドクレンジングオイル、洗顔剤ほか)
  • (有)生活アートクラブ(シェルピカ、東都オリジナルまな板ほか)
  • ㈱スクロール(衣料品、装飾品、スニーカーほか)

親子でSDGsを学ぶ「東都生協ラボ」

親子でSDGs(持続可能な開発目標)を学ぶ場「東都生協ラボ」を設置、家族連れの参加者が多く、前回を大幅に上回る100人(大人76人 子ども26人)の来場となりました。
会場内に設置された間伐材かまぼこ積木コーナーやSDGs手作り体験コーナーで東都生協のSDGsへの取り組みを学びました。

体験コーナー、ごみ分別さかなつりゲーム、間伐材つみきコーナー、るんるんズのぼうしをつくろう、野菜の花あてクイズ、牛乳パックパズル、ネームツリー、どんぐりでつくる森の小さな妖精たち、SDGsペタペタアート、ドラゴンストラップづくり、みつろうラップづくりに挑戦

東都生協ラボ研究員によるSDGs発表コーナー

参加者はSDGsの17の目標に対して「東都生協研究所=とーとラボ」の研究員となり、テーマごとに研究。クイズやゲームなどを通じて食を選択する力を養いました。
研究員は最後に17の目標ごとに設けられたブースで研究発表。スタンプラリーで全てをクリアした参加者には再生ノート、塩ビ不使用の消しゴム記念品などの記念品が渡されました。

どんぐりでつくる森の小さな妖精たち

ごみ分別さかなつりゲーム

るんるんズのぼうしをつくろう

牛乳パックパズル

50周年スローガン「ありがとう50年 未来につなぐ『食』のバトン」の下に、これまで支えていただいた組合員をはじめとする生産者・取引先への感謝と「ありがとう」の気持ちを込めて、さまざな企画を開催しました。「久しぶりに会えてうれしかった」「楽しかった」「直接会えて話せる交流は大事だよね」など、笑顔があふれるTohto Week となりました。

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