1本のペンを通じてつながり、一緒に考えませんか?
短編映画「陽菜のせかい」上映会&映画解説(組合員活動委員会主催)
2024.03.14
2月3日(土)としま区民センター(参加者48人)
ヤングケアラーの理解と共感を広げるために制作された短編映画「陽菜のせかい」を上映しました。映画に描かれた背景について制作の一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会代表理事持田 恭子さんに自身のヤングケアラーとしての経験も踏まえ、解説していただきました。
持田様講演の様子
短編映画「陽菜のせかい」
映画で伝えたい、当事者たちの”本音”とは…
- 大切な家族に手を貸すのは当たり前。⇒ 自分の気持ちは、きっとわかってもらえないだろう。
- 相談窓口 = 何を相談したらいいの? ⇒ 社会的弱者として扱わないで…かわいそうと思わないで!
- 児童相談所 = 家族と引き離されたらどうしよう ⇒ 怖れ
- 『大変そうだね』と言われても…
持田さんは「もし自分が家族のケアをしていたら…」とリアルな自分事として想像することで初めて共感的に理解することができると考え、映画を観る人が考える余韻を残して結んでいます。
参加者感想
- 映画が明るくさわやかなイメージで終わっていたのが良かった。ヤングケアラーがつらく悲しい生活を送っているだけでないことを思えた。
- 「かわいそう」とか「救ってあげなきゃ」じゃなく、「頑張ってるんだね」って応援するようにしようと思いました。
短編映画「陽菜のせかい」を鑑賞し、解説を聞くことで、ヤングケアラーがケアしなくなれば問題は解決するわけではないということを知り、共感的に理解するための気づきを得ることができました。
寄付いただいた文具
当日は文具ドライブも同時開催し、鉛筆、シャープペンシル、ボールペンなど、約350個の文具を参加者から寄付していただきました。これらは未来につなぐ募金2023年度助成団体に寄付いたします。