第20回 東都生協平和のつどい
「平和を願い 耳をすましてみよう」を開催しました
東都生協では、次世代に歴史の事実と平和の大切さを伝えていくため、平和について学び、交流する機会として「平和のつどい」を開催しています。
20回目を迎える今年は「平和を願い 耳をすましてみよう」をテーマに8月17日、新宿区の牛込箪笥区民ホールで開催しました。猛暑にもかかわらず、組合員など約200人が参加しました。
東都生協の平和活動を紹介
風間理事長の挨拶で幕を開けた平和のつどい。はじめに平和募金を活用して代表派遣している日本生協連主催ピースアクションへの沖縄と長崎に参加した組合員がそれぞれ報告を行いました。

一般社団法人東友会事務局長 村田未知子さん講演~被爆者と歩いて42年 みなさんに知ってほしいこと~
村田さんからは東友会の相談員として42年間で受けた相談の中から、実際の相談カルテをもとに被爆者が受けた差別や孤独についてお話をいただきました。「被爆者の友人をつくってください。」という村田さんからのメッセージを胸に刻みました。

一般社団法人東友会の皆様へひざ掛けを贈呈
講演に続き、東都生協組合員から東友会の皆さまにひざ掛けを贈呈しました。このひざ掛けは、毛糸で編んだモチーフを各地域のサロンなどでつなぎ合わせたものです。

アーサー・ビナードさん講演~ちっちゃいこえが聞こえてくるまで~
アーサー・ビナードさんには紙芝居「ちっちゃい こえ」と絵本「ドームがたり」読み語り、制作にまつわるお話をしていただきました。ビナードさんには広島の原爆に関する真面目なテーマを、巧みな日本語と軽妙な話術で分かりやすく講演いただき、会場が大いに盛り上がりました。

ロビー展示コーナー
会場ロビーでは、「原爆と人間」パネル、東友会の方に贈るひざ掛け、平和へのメッセージを集めた「平和の願いの樹」、丸木美術館の紹介、平和のつどい20年のあゆみ、「戦争体験文集&平和募金企画参加者感想文集」、ミニ学習資料などが展示されました。また、るんるんズの帽子や折り鶴を折るワークショップコーナーも設けられました。

子ども平和ライター
当日、子ども平和ライターとして2名が会場の様子を取材してくれました。取材をしての感想文は今年度の戦争体験文集&平和募金企画参加者感想文集に掲載予定です。

参加者の感想
・村田さんの被爆者の方々に寄り添った長い間の活動に感動しました。具体的な皆さんの姿を紹介して頂き胸をうたれました。二度と戦争のない平和な世界を未来に残したいです。
・ビナードさんの日本語に実に堪能でユーモアがありながらも、お気持ちの伝わる紙芝居と絵本の朗読を、ありがとうございました。命や尊厳を大切にすることを、細胞の美しさとして表現して下さったこと忘れません。素晴らしい時間をありがとうございました。
平和を伝えていくために、忘れてはいけない現実を、私たち一人ひとりが伝えていくことの大切さを実感した一日となりました。これからも東都生協は平和活動に取り組んでまいります。
*「東都生協 平和のつどい」は組合員から寄せられた平和募金を活用して実施しています。
講演の様子は期間限定で公開しています。視聴期間:2024年12月27日(金)まで
