里親制度知ってますか?
すべての子ども達に「家庭」という環境を~開催報告
2024年09月10日午前10時~12時に東都生協・第8地域委員会が主催した「里親制度」についての学習会が会場とオンラインのハイブリッド形式で開催されました。
主催者の体験(家族の里親体験)を話し、企画に至った経緯の紹介からスタートしました。東京都出前講座から来られた講師は二葉乳児院里親リクルーター二名の方。里親制度の内容は普段の生活では情報として知る事もほとんどなく、多くの方が自分とは関係ないと思って暮らしています。
●では里親はなぜ必要なのでしょうか?
必要としている子どもの為、あくまで子ども目線で考えるという事です。社会が育てるという「社会的養護」という立場で考えます。初めて聞く言葉でした。
子どもの成長にとって家庭生活がなぜ必要なのでしょうか?
同じおとなが毎日いる安心感、何気ない普段の家庭生活から人としての生き方、思いやり、自尊心が育まれていきます。又、自分の将来の家庭生活のモデルになります。
考えてもいなかった内容のお話でした。
●参加者からの主な感想です。
「子どもにとって家庭というものが大切なことがよく伝わりました。」
「まずは、知ることからですね。次に広めることですね。」
「養育者の心構えとし『子どものために』というのが中心にあって欲しいと仰っていたのがとても印象に残りました。」
配布された資料の中に体験者の発言集がありました。
その中で印象的な言葉は、
「どの子どもも自身が生きる力をもって生まれてきています。」
「子どもが養育に必要なものを教えてくれます。」
一般の子育てにも通じる言葉だと納得しました。
里親は難しくても、フレンドホーム、学習ボランティアなど少しハードルの低い支援もあることが最後に紹介され、身近にもできることがあるかもしれないと感じました。


