プレスリリース

報道各位
2017.09.05

北朝鮮による核実験に対する抗議文を送付しました

東都生協は9月5日、北朝鮮による核実験に対する抗議文を送付しました。

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は9月3日、通算6回目となる核実験を強行しました。
 この行為は、唯一の被爆国である日本の被爆者をはじめ、核兵器廃絶を求める世界の人々の願いを踏みにじるものとして、断じて容認できるものではありません。
 東都生協は北朝鮮の度重なる核実験およびミサイル発射を暴挙として強く抗議し、一切の核実験、核兵器開発、核兵器運搬手段の開発を中止し、国際社会に対し平和国家としての責任を果たすよう強く求める抗議文を、金正恩国務委員長宛てに9月5日付で送付しました。




2017年9月4日
朝鮮民主主義人民共和国
国務委員長 金 正恩 閣下
朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議します

 私たち東都生活協同組合は、日本国の首都・東京を中心として、23万余の組合員が協同し、いのちとくらしを守るため、よりよいくらしと平和な世界の実現を目指して活動する消費生活協同組合です。

 

 貴国は9月3日、通算6回目となる核実験を強行しました。今回の核実験は、ICBM弾頭部に搭載する水爆製造に向けた技術を実証するための過去最大規模の核爆発実験としており、この間の火星14号の発射などに続く暴挙です。貴国の行為は朝鮮半島と近隣諸国との軍事的な緊張を高めるばかりか、唯一の被爆国である日本の被爆者をはじめ、核兵器廃絶を求める世界の人々の願いを踏みにじるものとして、断じて容認できるものではありません。

 今回の核実験は、貴国の核開発放棄を求めた累次の国連安全保障理事会決議、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に対して明確に違反しており、国際的な核不拡散体制に対する重大な挑戦です。また貴国は、今年に入り13回、18発の弾頭ミサイルを発射しています。貴国のミサイルの発射と核実験の繰り返しは、大量破壊兵器の拡散につながるものであり、こうした一連の行為は、国際社会の平和と安全に対する脅迫と言わざるを得ません。

 私たちは、貴国の度重なる核実験およびミサイル発射を暴挙として強く抗議するとともに、貴国が一切の核実験、核兵器開発、核兵器運搬手段の開発を中止するように求めます。併せて、貴国が核兵器の廃絶に向け、国際社会に対し平和国家としての責任を果たしていくように強く求めるものです。

東都生活協同組合
理事長 庭野 吉也



抗議文PDFはこちら

本件に関する連絡先:東都生協 組織運営部(TEL 03-5374-4751)