プレスリリース

報道各位
2016.01.19

北朝鮮の核実験実施に対し抗議文を送付しました

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は2016年1月6日、今回4回目となる核実験の実施を発表しました。
東都生協は、「被爆者をはじめ核兵器廃絶を求める世界の人々の願いを踏みにじるもので、断じて容認できない」などとする抗議文を、北朝鮮の金正恩国防委員会第一委員長宛てに1月18日付で送付しました。
抗議文全文

 

2016年1月18日


朝鮮民主主義人民共和国

国防委員会 第一委員長

      金 正恩 閣下



朝鮮民主主義人民共和国における核実験に抗議します

私たちは、日本国の首都・東京を中心として活動し、23万人余の組合員を組織する消費生活協同組合です。

貴国が実施を発表した2016年1月6日の核実験は、2006年、2009年、2013年に続き4回目となり、被爆者をはじめ核兵器廃絶を求める世界の人々の願いを踏みにじるものであり、断じて容認できるものではありません。

今回の核実験は、貴国の核開発放棄を求めた累次の国連安全保障理事会決議、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に対する明らかな違反であり、国際社会の責任ある一員として、貴国の行動は厳しく批判されるものです。

また、国際社会では核兵器のもたらす非人道的な結果について、その廃絶を求める声が高まっています。今回の核実験は、これらの流れに逆行するものであり、朝鮮半島をはじめ、近隣諸国との軍事的な緊張を高め、国際平和への脅威となるものです。

私たちは、貴国が今後計画されている全ての核実験、核兵器開発を中止し、核兵器廃絶を願う世界の人々の声を受け止め、国際社会に対して平和国家としての責任を果たすよう強く求めます。

東都生活協同組合