プレスリリース

2012.06.15

第38回通常総代会を開催しました


6月14日(木)、東都生活協同組合 第38回通常総代会をヒルトン東京(新宿区)にて開催しました。

総代会は、決算や1年間の事業と活動など重要な方針を決める東都生協最高の意思決定機関です。23万組合員の代表としての総代が、昨年12月から3回にわたる総代会議を経て当日に臨みました。

食と農をめぐる情勢は、世界的に、また急速に悪化の一途をたどっています。またそうした中で昨年発生した東日本大震災と原発事故という史上類を見ない災害は、エネルギーのあり方とこれまでの私たちのくらしのあり方を鋭く問い掛けるものでした。

こうした中、食料やエネルギーの地産地消が社会の持続可能性を高めるものとして注目されています。東都生協は、これまで築き上げてきた産直が、次世代に安心な食とくらしを受け継ぐ営みとしてさらに発展させていくことが社会的に求められていると考え、2012年度も引き続き「食の未来づくり運動」を中心に活動をすすめ、組合員のくらしに応えていくことを確認しました。

また、2012年度は2020年ビジョンおよび第8次中期計画の初年度として、生活協同組合としての基本に立ち返りながら時代の変化をとらえた改革をすすめていくことも確認しました。

【2012年度の事業と活動の柱】
1.組合員活動
幅広い世代のさまざまな生活スタイルの組合員が主体的に参加・参画し、一人ひとりが東都生協をより身近に感じられるよう、商品活動および2万人交流・訪問運動を中心に、引き続き活動への参加機会を積極的に展開していくとともに、組合員の参加と参画スタイルの改革を前進させていきます。また、安心して暮らすことのできる地域社会をめざして、福祉助け合い活動について新たな取り組みを積極的にすすめていきます。

2.事業経営
食料自給率向上につながる商品提案を効果的に行うため、生産者・メーカーと共同した商品づくりや商品情報提供、生活スタイル別の対応を強化します。また、組合員と職員とのつながりを強めることを重視して、商品利用普及や注文率向上、組合員拡大などのさまざまな業務を組み立て、地域一番の業務品質を目指します。そして、ビジョン実現のために抜本的な経営構造改革をすすめます。

3.組織運営
産直と組合員活動を支えるどこにも負けない役職員集団をめざして、教育制度と評価制度を中心とした人事制度を具体化し、組織風土改革をすすめるとともに、常勤組織の年代構成の是正や専門性の継承、世代交代を計画的にすすめます。また、財務・会計システムを含めて、事業の進化や革新に対応でき、効率化をめざした基幹システムの再構築に着手します。

4.東日本大震災への対応
東北産品の商品企画による被災地域の経済貢献、被災産直産地・メーカーの復興支援など、引き続き支援を続けていきます。また、くらしに大きな不安を与え続けることになる放射能汚染に対しては、強化した検査体制を有効活用するとともに、組合員への情報提供に最善を尽くしていきます。

当日は、代理出席、書面出席を含め合計572人の総代が出席しました。 採決結果は以下のとおりです。

採決結果
議案件名 結果
第1号議案 2011年度活動・事業報告および決算・損失処理案決定の件 賛成多数により可決決定
第2号議案 2012年度活動方針・事業計画および予算・投資決定の件 賛成多数により可決決定
第3号議案 定款の一部改正の件 3分の2以上の賛成により可決決定
第4号議案 2020年ビジョンと第8次中期計画(2012年~2014年)決定の件 賛成多数により可決決定
第5号議案 組合員の参加と参画スタイルの変更および関連する規約の一部改正の件 過半数の賛成により可決決定
第6号議案 組合員除名の件 3分の2以上の賛成により可決決定
第7号議案 議案決議効力発生の件 賛成多数により可決決定

※第3号議案、第6号議案は出席総代の2/3以上、それ以外の議案は同じく過半数の賛成で可決となります。

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