第51回通常総代会を開催し、全議案が可決しました
2025年6月12日、東都生協は第51回通常総代会をハイアット リージェンシー 東京(新宿区)にて開催し、全議案を可決しました。
総代会は、生協組合員を代表する総代が出席し、決算や計画、定款改正など生協運営の重要事項を決定する生協最高の意思決定機関です。当日は、総代総数540人中、527人(実出席186人、書面出席339人、代理出席2人)が出席。風間与司治理事長の開会あいさつに続き、野地浩和専務理事が2024年度活動・事業報告や2025年度活動・事業計画などの議案を提案しました。
続いて監事から監査報告があり、役員選挙管理委員会から役員選挙に関する報告がありました。審議では事前に発言希望を提出した総代8人が発言。これに対し理事会が説明した後、直ちに採決に入り、全議案が可決しました。
私たちのくらしは物価高騰に賃金上昇が追いつかず、格差・貧困が広がっています。生産現場では、生産資材などの価格上昇が経営を圧迫し、気候変動による酷暑や災害の多発により生産活動の継続性が危ぶまれています。
「令和のコメ騒動」が示す通り、増産と備蓄という平時の備えこそが食料安全保障につながります。政府の「食料・農業・農村基本計画」策定に際しては、志を共にする生協と共に、実効性ある食料自給率目標の明示を中心に、持続可能な農業の推進、適正な価格形成の実現、多様な担い手や農村への支援策強化などを訴えてきました。引き続き、消費者団体としての要求を結集し、消費者と生産者が連帯して政府に働き掛けてまいります。
本年は「被爆・戦後80年」と2012年に続く2回目の「国際協同組合年」に当たります。世界では依然、戦争・紛争が続き、被爆・戦争体験を語り継ぐ人が年々少なくなる中、次世代への継承が重要となっています。くらしや事業を取り巻く環境も厳しさを増していますが、平和とより良いくらしの実現に向けて協同する生活協同組合として、組合員をはじめ生産者、職員の願いに応え、持続可能な社会づくりに向けて一層力を合わせてまいります。
【第51回通常総代会 提案議案と採決結果】
全5議案の結果は以下の通りです。
議案件名 |
結果 |
---|---|
第1号議案 2024年度活動・事業報告承認の件 | 過半数の賛成により可決 |
第2号議案 2025年度活動・事業計画承認の件 | 過半数の賛成により可決 |
第3号議案 定款の一部改正の件 | 2/3以上の賛成により可決 |
第4号議案 組合員除名の件 | 2/3以上の賛成により可決 |
第5号議案 役員選挙の件 | 役員候補者が定数内のため全員が当選 |
※第3号、第4号議案は出席総代の2/3以上、それ以外の議案は出席総代の過半数の賛成で可決となります
※第5号議案 役員選挙の件については、登録された役員候補者が選挙区ごとの定数内のため、当組合役員選挙規約に基づき、候補者全員が当選しました。
※今回の役員改選に伴い、総代会閉会後に開催された第1回定例理事会にて、代表理事として理事長に風間与司治(重任)、専務理事に奥山栄一(新任)を選定し、副理事長に橋本好美(新任)、常務理事に荒堀共生(重任)、金井道夫(重任)を互選しました。

総代受付

風間与司治理事長より開会あいさつ

野地浩和専務理事が議案提案

会場には188人の総代・代理人が出席

採決時の様子