プレスリリース

報道各位
2025.05.12

やさと菜苑㈱(JAやさと)との農福連携の取り組みを開始します

やさと菜苑㈱が管理する新規就農者育成用の農地を活用

じゃがいもを植え付ける「しいのみ」の皆さん

発芽した春まきのにんじん。トンネル栽培で保温

障害者が生産・袋詰めした農産物をインターネット限定で企画

東都生協は2025年度、これまでの産直産地との取り組みを生かし、農業と福祉の連携にチャレンジします。

6月より東都生協が取り扱いを開始する農福連携企画「しいのみ応援野菜セット」は、茨城県石岡市で2019年に設立された「NPO法人どんぐりころころ」が運営する就労継続支援B型事業所「しいのみ」で働く施設利用者の皆さんが栽培し、袋詰めした野菜のセットです。

茨城県石岡市八郷地区には「有機野菜セット」などの産直産地・JAやさとが位置しています。農業が盛んな地域ですが、年々農業従事者が減少し、遊休農地や耕作放棄地が増加。

JAやさとは地域農業を支えるため、2012年に自らが直接農業経営に参画する農業生産法人「やさと菜苑㈱」を立ち上げました。やさと菜苑㈱設立には、農を支える一助として東都生協も出資し参画しています。

やさと菜苑㈱では2020年より、NPO法人どんぐりころころとの連携を開始。同NPO法人が運営する就労継続支援B型事業所「しいのみ」の施設利用者が、やさと菜苑㈱が管理する農地で生産された小松菜の選別や袋詰め作業などの軽作業を担う取り組みが始まりました。近年では種まきや草取りなどの農作業も行っています。

東都生協が「しいのみ応援野菜セット」の取り扱いを開始することで、やさと菜苑㈱ 、NPO法人どんぐりころころ しいのみとの農福連携をさらに進めます。

東都生協はこの取り組みを通じて、障害者の皆さんの働く場づくりと働きやすい職場環境づくりが進むように応援したいと考えています。今年度は6月、7月と秋冬に分けて、この「しいのみ応援野菜セット」をWeb注文サイトでネット限定商品として企画します。

まずは、6月1回・2回のネット限定商品として、農福連携企画「しいのみ応援野菜セット」(にんじん400g・じゃがいも400g・かぶ2~3玉の3点セット)を498円(税込み537円)で東都生協組合員に供給します。同商品の栽培区分は、化学合成農薬や化学肥料に頼らない産直青果の基準と同等です。7月は、おくら・ししとう・ミニかぼちゃの3点セットを予定しています。

東都生協は、人と自然とが調和した持続可能な食と農の実現を目指す「2030年ビジョン」の下で、食と農の可能性を最大限に引き出す取り組みの一環として、高齢者や障害者の雇用や生きがいの創出につながる農福連携を進めていきます。

Web注文サイト「とうとねっと~ネット限定 商品」はこちら