プレスリリース

報道各位
2024.03.29

4月6日(土)に4生協合同で「朝日里山学校」祝賀会を開催します

2023年11月10日(金)に総理大臣官邸で開催された農林水産省主催「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第10回選定)有識者懇談会において、茨城県石岡市八郷地区の朝日里山学校を拠点に活動する「NPO 法人アグリやさと」がコミュニティ・地産地消部門で選定されました。

この選定は「強い農林水産業」「美しく活力ある農山漁村」の実現に向け、農山漁村の地域資源を引き出す取り組みに注目し、地域の活性化や所得向上に寄与していることが評価されたことによるものです。

この受賞を祝うとともに、その地域の魅力や取り組みをさらに広く発信し、多くの人々と共有することを目的に、日頃より朝日里山学校を舞台に、体験・交流事業を進めている首都圏および茨城県内の4つの生協合同で4月6日(土)、「朝日里山学校」祝賀会を開催します。

目的
  1. 「NPO法人アグリやさと」の「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第10回選定)のコミュニティ・地産地消部門選定を祝います。
  2. 「NPO 法人アグリやさと」の朝日里山学校の取り組みに対する理解と支持を広げます。
  3. 茨城県石岡市やさと地区の持続可能な地域未来を応援するために、活動する団体や行政との協力強化とネットワーク構築を進めます。
  4. 地域の魅力を発信、活性化に向けた新たなアイデアやプロジェクトの発展につながる仲間の輪を広げます。

日時:2024年4月6日(土)午前11時00分~午後1時00分
会場:朝日里山学校(茨城県石岡市柴内630番地)
来賓:茨城県農林水産部 農地局農村計画課課長 井坂誠博様 、石岡市市長 谷島洋司様
参加対象:主催団体の役職員、組合員理事、地域活動団体他

プログラム:
  10:30 受付開始
  10:45 入場

第1部(11:00~12:00)祝賀会「朝日里山学校の魅力再発見」
 進行:パルシステム茨城 栃木 
  1. 開会あいさつ(東都生協 風間理事長)
  2. 「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の概要および選定に関する紹介
  3. 祝辞(来賓)
  4. 協力団体あいさつ(やさと農業協同組合 神生組合長)
  5. NPO法人アグリやさとの取り組み紹介
  6.    ①NPO 法人アグリやさとの事業と活動(紹介動画)
       ②朝日里山学校使用団体および関連団体からのメッセージ紹介
  7. 謝辞(NPO法人アグリやさと 柴山代表)
  8. 閉会あいさつ(パルシステム茨城 栃木 青木理事長)

第2部(12:15~13:00)昼食懇談
  進行:パルシステム茨城 栃木
  1. あいさつ(よつ葉生協 中田専務理事)
  2. 昼食懇談(手打ちそば他)
  3. 閉会あいさつ(いばらきコープ組合員理事)

主催団体
  いばらきコープ生活協同組合(柴﨑理事長)
  生活協同組合パルシステム茨城 栃木(塚本専務理事)
  よつ葉生活協同組合(中田専務理事)
  東都生活協同組合(風間理事長)

協力団体
  やさと農業協同組合
  ※4生協とは、主に産直有機農産物や加工食品などの供給取引を行うとともに、生産者と組合員との交流活動などを行っています。

主催団体紹介:
いばらきコープ生活協同組合
設立年:1971年10月24日
本部所在地:茨城県小美玉市西郷地1703
事業内容:茨城県全域を事業エリアとし、店舗事業、コープデリ宅配事業、共済など組合員の生活全般をサポート。

生活協同組合パルシステム茨城 栃木
設立年:2000年3月
本部所在地:茨城県水戸市梅香2-1-39
事業内容:茨城県、栃木県全域での組合員利用商品(食品や生活用品等)の受発注および供給事業、店舗事業、生命共済や火災共済および保険などの保障事業

よつ葉生活協同組合
設立年:1982年
本部所在地:栃木県小山市粟宮1223
事業内容:栃木県、群馬県、茨城県全域、埼玉県の一部での宅配事業

④東都生活協同組合
設立年:1973年6月10日
本部所在地: 東京都世田谷区船橋5-28-6 吉崎ビル4階
事業内容:東京都、神奈川県・埼玉県・千葉県の一部での宅配事業


NPO法人アグリやさと概要

2008年にJAやさとと東都生協が協同して設立。農業生産者と消費者・小中高校生・親子との農業体験・交流や食と農への理解を深める取り組み、農業への参入希望者を援助する取り組みなど、食と農の正しい理解と健全な社会の発展に寄与することを目的に活動しています。東都生協・風間理事長は、設立当初より役員として同団体に関わってきました。

茨城県石岡市では、1955年に建てられた木造平屋建ての旧朝日小学校校舎を改修。2008年に里山文化を生かした交流・体験型観光施設「朝日里山学校」として開校しました。同施設の管理を受託しているNPO法人アグリやさとでは、地元の農家や観光施設と連携して自然や里山文化、食と農を体験する活動に取り組んでいます。

東都生協とJAやさとの交流拠点「朝日里山学校」

種まきから育てた大豆で豆腐作り
(2015年、調理室)
※東都生協「JAやさと農業体験・大豆コース」

夏休み・福島の子ども保養プロジェクト
(2013年、校庭)
※主催:コープCSネット、東都生協
協力:YMCAせとうち、JAやさと、NPO法人アグリやさと、福島の子ども保養プロジェクト)


東都生協とJAやさとの産直交流

東都生協とJAやさとは1976年のたまごの産直を皮切りに青果物や鶏肉、産直加工品の納豆など、年々産直品目を増やしてきました。1988年からは地域全体が丸ごと消費者とつながる「地域総合産直」のモデル産地として、持続可能な食料・農業と地域の活性化に向けて取り組んでいます。

東都生協の組合員がJAやさとを訪問する交流事業も積極的に推進。1989年に始まる「無農薬実験田」での農薬・化学肥料を使用しない米作り体験企画をはじめ、通年型の農業体験企画を数多く実施してきました。

朝日里山学校は開設以来、交流拠点として活用。他にも種まき・植え付けからの野菜作り体験、大豆作りからの豆腐作り体験などの企画を実施し、東都生協組合員にとって「農から学ぶ食育」の機会としています。

地域総合産直を通じた東都生協とJAやさと、消費者と生産者の協同組合間協同。安全・安心な商品を買い支え食卓から持続可能な農業を応援する産直事業のみならず、両者の交流事業が地域農業の活性化や地域に多様に関わる「関係人口」の創出にもつながっています。

NPO法人アグリやさと柴山代表による
田植え前の講習(2013年、教室)

1989年から続く「無農薬実験田」で田植え
(2022年、施設近隣)

米作り体験を締めくくる「収穫祭」
(2022年、校庭)