年頭に当たり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

コロナ禍の不安は払拭されてはいませんが、確実に日常が戻りつつあります。円安と資源高による物価高騰はくらしを直撃し、節約志向も高まり、事業経営も大変厳しくなっていくと思われます。ロシアの侵略戦争は核兵器使用の脅威も内在させ長期化の様相です。民主や平和が脅かされ、食糧確保や地球環境も深刻化していて先の見えない時代です。とりわけ、飼料や肥料価格の高騰により酪農をはじめとした国内の農畜産業はかつてない危機に直面しており、国政としての食料安全保障の施策が急務です。

昨年同様に、不安だらけの情勢ではありますが、多くの人々が協同組合に集うことでつながりを強化して、人と社会にやさしい活動ができることを願っています。

今年は東都生協設立50周年を迎えます。生産者や取引先、関係者の皆様への感謝を真ん中に、さまざまな企画を準備しています。第二の創業期ともいえる大きな節目にあたり、理念と「2030年ビジョン」を旗印に、変化する時代環境にしっかりと適応して、未来につづく持続可能な事業と活動を協同の力で構築していきます。

皆さまのご健勝とご発展を祈念いたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。